……(広告)アマゾン………………………
・ヤマケイの本『日本百霊山』陽気な妖怪ばなし
紙書籍版品切れ「電子書籍」又は「中古書籍」を。
……………………………………
・東京新聞の本『山の神々いらすと紀行』愉快山行
紙書籍版品切れ「電子書籍」又は「中古書籍」を。
……(広告)楽天ブックス…………………
・パソコンで読む「CD本」もあります。
(https://toki.moo.jp/cd-mihon/cd-mihon.html)
……………………………………
▼山旅【ひとり画語り】(本文のページ)(02)
【とよだ時】(豊田時男)
……………………………………
▼西丹沢・鉄砲木ノ頭
【簡略説明】
西丹沢の菰釣山から三国山への尾根にある鉄
砲木ノ頭。山頂からは山中湖と目前の富士山
の展望が抜群です。石祠のある山頂には別名
の明神山の標注しかありません。明神山の名
は、山頂の祠・山中明神からの山梨県側の呼
び方です。
【本文】は下記をどうぞ。
…………………………………………………………
…………………………………………………………
(長文です。拾い読みしてください)
▼西丹沢・鉄砲木ノ頭
【説明本文】
普通西丹沢縦走するとき、畦ヶ丸、菰釣山
から南下、高指山を経て富士山を見ながら山
中湖畔平野へ降りてしまいます。しかし、も
う一歩、せっかくの雄大な展望のつづきを歩
くのも一興です。切通峠から登りきると鉄砲
木ノ頭(てっぽうぎのあたま)です。
木一本生えていない坊主頭のような山頂に
山中諏訪神社奥宮の石祠が建っています。こ
このピークは、たび重なる富士山の噴火によ
る火山灰の堆積と浸食によって生まれたのだ
そうです。目の前に広がった山中湖とすそ野
を広げた富士山の景色にお弁当を広げる人も
多い。最近はハングライダー愛好者が多いと
か。
大分前、丹沢の本を出版するにあたり、東
丹沢仏果山から大山、塔ノ岳、蛭ヶ岳、檜洞
丸経由で1週間をかけ、ほぼ全山縦走をした
ことがありました。あと2日で達成できると
いう日に、ここ鉄砲木ノ頭にさしかかりまし
た。1月ということでこの山行は最初から最
後まで雪の中。鉄砲木ノ頭は風をよける場所
もなく、雪さえ吹き飛ばされて、ただ凍てつ
いた地面に氷が張りついた祠だけがありまし
た。吹き飛ばされそうな風に祠に彫ってある
文字など観察もままならず、三国山方面へと
避難しました。
その後何度もこの山を通り訪れているので
すが、あの凍りついた石の祠と地面の色が一
番印象に残っています。ところで、この山頂
の標注には「明神山」の文字だけがあり、鉄
砲木ノ頭の文字はひとつもありません。もし
かして別の山に来てしまったかなと勘違いす
るほどです。
明神山とは山梨県山中湖方面の人たちの呼
び方で、「鉄砲木ノ頭」の山名の別名になっ
ているのだとか。山頂の石祠の山中諏訪神社
は別名「山中明神」で、ここからつけられた
山名。里宮は山中湖の西岸山中集落にあり、
創建は966年(康保3)といわれる古社とあ
ります。ホントカイナ。それからグーンと下
って天文21年(1552)に武田信玄が戦勝を
祈願して「一間社流造り」(ながれづくり)
の本殿を再建したと伝えられています。
ところでここの明神山と、湯船山の西方の
明神山・明神峠は関係があるらしい。山中諏
訪神社には次のような言いつたえがありま
す。曰く「古文書では、往昔、明神山頂に小
祠を祀るとあり、これが現在の御所に鎮座す
る諏訪神社奥宮とされている。天保12年
(1841)、甲斐国都留郡平野村の名主であった
長田勝之進は、相模国小田原城主(第8代藩
主)の大久保加賀守忠愨(おおくぼただなお)
と検地の際、甲斐国の為に土地拡張を企画し
て、現存の明神山頂より山北町の明神峠に奥
宮を変遷した。のち神社関係者及び山中の有
志諸彦が、鎮座地の真相を認めて、現在地に
諏訪神社奥宮として再建された」とのことで
す。
一方、神奈川県側で呼ぶ「鉄砲木ノ頭」の
名前については、このあたりは良材がとれた
こともあり、伐採された木材を運ぶために、
沢のせきを利用して一度に木材を下流に流し
た「鉄砲水」からきたのではないかといわれ
ていますがはっきりしていないようです。蛇
足ながら鉄砲木ノ頭の北にある切通峠。ある
年の7月、そこから東に下った沢の源頭(林
道の先端)で野宿をしたことがありました。
日帰りの山行で、もしなにかのトラブルで下
山できないときの訓練です。
梅雨時ということもあって夕方雨が降り出
しました。しばらくして一瞬晴れ間が出まし
た。同行の人たちがなにか騒いでいます。ホ
タルです。ホタルが乱舞しているのです。思
い思いの方角に飛ぶホタル。それぞれに弧を
描きながら点滅する光は、まるで夢の中のよ
う。誰もがただただあっけにとられて見てい
るだけでした。運がよかったのでしょうか。
あの林道の先端はいまどうなっているのでし
ょうか。
▼鉄砲木ノ頭【データ】
★【所在地】
・山梨県南都留郡山中湖村、神奈川県足柄上
郡山北町との境。富士急行富士吉田駅からバ
ス終点平野停留所下車、さらに歩いて1時間
30分で鉄砲木ノ頭。三等三角点(1291.0m)
と山中諏訪神社奥宮の祠がある。
★【位置】
・三角点:北緯35度24分40.31秒、東経138
度55分4.5秒
★【地図】
・2万5千分の1地形図:「駿河小山(甲府)」
&御正体山(甲府)(2図葉名と重なる)。
▼【参考文献】
・『新日本山岳誌』日本山岳会(ナカニシヤ
出版)2005年(平成17)
・『日本山名事典』徳久球雄ほか(三省堂)2004
年(平成4)
・【山中明神・奥宮前宮資料】
…………………………………………
【広告】です。スイマセン
★作者の本をどうぞ(アマゾンから)。
【とよだ時】(旧とよた時)コーナーです。
https://www.amazon.co.jp/stores/author/B004L1SDTE
★作者の新刊本(見本)
(天狗・仙人・神仏・怪人に出会う山旅)
・00『百名山の伝承と神話』(新)
・01『新・丹沢山ものがたり』
・02『全国の山・天狗ばなし』
・03『山の神々いらすと紀行』
・04『山の神々いらすと紀行・続』
・05『ふるさとの神々事典』
・06『ふるさとの神々事典・続』
・07『野の本・山の本』
・08『日本百霊山』山渓 山の陽気な妖怪ばなし。
紙書籍版品切れ。「電子書籍」または「中古書籍」を。
<アマゾン>で。 <楽天ブックス>で。
………………

▼…【お断り】………
本書表紙に「雨飾山」の写真を使用しておりますが、出
版社との手違いで、内容に雨飾山の項目がありません。
お詫びして下記URLに、101番目として雨飾山を掲載し
ます。どうぞよろしくお願いします。
https://toki.moo.jp/cd-mihon/reizan/start.html
▼SNSやっています
★Facebook:
https://www.facebook.com/tokitemg
★X(旧ツイッター):
https://x.com/tokitemg
……………………
【TOP】ページ「峠と花と地蔵さんと……」へ
………………………………………………………………
|