▼山のまん画ばなし【本文】のページ02
 【とよだ 時】

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▼八ヶ岳・編笠山のコケモモ

【略文】
八ヶ岳南端の編笠山は、編み笠のような形からきた名前だという。
見ればなるほどよく似ています。赤岳から権現岳、青年小屋経由で
編笠山に登ってみたら、小さな女の子がお母さんとコケモモを一生
懸命つんでいます。思わず一緒にとって上げました。
・山梨県北杜市と長野県諏訪郡富士見町との境。

※ご用とお急ぎでない方は、下方の【本文】もどうぞ。

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▼八ヶ岳・編笠山のコケモモ
【本文】

 八ヶ岳連峰南端の編笠山(標高2523.7m)は、円錐形の編み笠の
ような形からきた名前だという。山頂から北東へ下ったところには
青年小屋という避難小屋があります。このあたりは権現岳との鞍部
でちょっとした平地になっています。


 編笠山と青年小屋との間の斜面はところどころ粗大なゴロゴロと
した岩がころがっています。そのまわりはハイマツが茂り、登るに
も下るにも歩きづらいことといったらありません。そのためか編笠
山に登らずに観音平に行けるよう東麓に巻き道があります。


 東山麓には武田信玄がつくった軍道の棒道が残っています。また山
頂から100m下った場所で、黒曜石でつくった縄文時代の矢尻も見つか
っており、縄文人もこのあたりで生活していたようです。山頂からの展望
は雄大で、八ヶ岳の峰々や北・中央・南アルプス、天子山系、御坂山系、
富士山まで、また甲府盆地、諏訪盆地も一望できます。


 ここには高山植物のコケモモやシオガマ、ミネウスユキソウなどが分布
しています。ある年の夏、赤岳から縦走、青年小屋で小休止。お茶
とおやつをほおばってから編笠山に登りました。体に斑点のあるホ
シガラスがハイマツのマツカサにある実をついばんでいます。夜露
でぬれた岩が滑べりやすい。


 やっと山頂に登ってみたら、小さな女の子がお母さんとコケモモ
を一生懸命つんでいました。ジャムや果実酒にするのでしょうか。
それともケーキ?2、3個つまみ、ほおばりながら探すと面白いよ
うに見つかるのです。あった、あった。歓声を上げながらしばらく
一緒にコケモモ取りを手伝いました。



▼編笠山【データ】
【所在地】
・山梨県北杜市小渕沢町(旧北巨摩郡小渕沢町)と長野県諏訪郡富士
見町との境。JR中央本線小淵沢駅からバス観音平、さらに歩いて4時間
半で編笠山。二等三角点(2523.7m)がある。

【位置】
・三角点:北緯35度56分30.08秒、東経138度20分42.2秒

【地図】
・2万5千分の1地形図「八ヶ岳西部(甲府)」


▼【参考文献】
・『角川日本地名大辞典20・長野県』市川健夫ほか編(角川書店)1990
年(平成2)
・『新日本山岳誌』日本山岳会(ナカニシヤ出版)2005年(平成17)
・『日本山名事典』徳久球雄ほか(三省堂)2004年(平成16)

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・名のある人の恥知らず、名も無きわれら恥を知る。
・酒を飲むのは時間の無駄、飲まないのは人生の無駄。