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山の伝説伝承【ひとり画展】(07) 【とよだ 時】


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奈良県大峰山・行者還(がえり)岳の電線地蔵

・【短略説明】
大峰山脈の気象変化は日本で屈指。弥山と行者還岳間に吹きあげる
風は、かたわらの避難小屋もゆさぶります。行者還岳直下にある鉄
塔のそばには「電線安全地蔵」が鎮座しています。土砂降りの雨と
落ちるしずくで目もよく開けていられません。凍える手でスケッチ
する手帳がみるみる滲んでいきました。
・奈良県天川村と同県上北山村の境。

▼奈良県大峰山・行者還(がえり)岳の電線地蔵

・【本文説明】
 修験道の祖といえば役ノ行者。その役小角(えんのおづぬ)が金
剛蔵王権現を感得したのが紀伊半島の大峰山といわれています。大
峰山系は、全国的修験道の根本道場になっていて、その中心部であ
る山上ヶ岳(さんじょうがたけ・1719m)周辺はいまも女人禁制
です。

 大峰山系といえば、北は吉野山から南は熊野本宮まで全長100キ
ロ以上、標高1200m以上の山々が50座も連なる大山脈。所々には
行者たちが祈る75ヶ所の霊場があり、「七十五靡(なびき)」と呼
ばれています。

 こんな奥深い山でも、やたらと高圧送電線と鉄塔が目立っていま
す。この山の気象変化の激しさと降雨量の多さは日本でも屈指だと
いいます。また弥山(みせん・1895m)と行者還岳(ぎょうじゃ
がえりだけ・1546m)間に吹きあげる風は、かたわらに建つ避難
小屋もゆさぶるほどの強さです。

 そのせいか、行者還岳直下にある鉄塔のそばには「電線安全地蔵」
なる石仏が鎮座ましましています。行者還岳は大峰七十五靡58番
の行場。東西両方から望むと、その姿は鋭い三角形の岩峰になって
いて南側は直立した岸壁です。

 さすがの役ノ行者も引き返したというのでその名があるという。
前日泊まった弥山小屋のテント場の雨は、朝になっても止まず。土
砂降りの雨の中、ブッシュをかき分けて行者還小屋へ向かいます。
電線地蔵につくころには小やみにはなったものの、まだ降り続ける
雨と落ちるしずく。凍える手でスケッチする手帳がみるみる滲んで
いきました。


▼行者還小屋(電線地蔵)【データ】
【所在地】
・奈良県吉野郡天川村と同県吉野郡上北山村の境。近鉄吉野線下市
口からバス1時間15分天川川合下車歩いて4時間半で行者還小屋
(電線地蔵)。地形図に「行者還ノ宿」の記載あり。
【位置】
・行者還小屋:北緯34度12分10.9秒、東経135度56分43.55秒
【地図】
・2万5千分の1地形図「弥山(和歌山)」


▼【参考】
・『角川日本地名大辞典29・奈良県』永島福太郎ほか編(角川書店)
1990年(平成2)
・『新日本山岳誌』日本山岳会(ナカニシヤ出版)2005年(平成17)
・『日本山名事典』徳久球雄ほか(三省堂)2004年(平成4)
・『日本歴史地名大系30・奈良県の地名』池田末則ほか(平凡社)
1981年(昭和56)


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