▼山の伝承神話【本文】のページ(09

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▼南アルプス・蝙蝠岳のコウモリ

【説明本文】
 南アルプス白根三山・塩見岳・三伏峠・荒川三山・赤石岳方面へ
の主稜縦走路からはずれている蝙蝠岳(こうもりだけ)。蝙蝠岳は
山頂にジャンダルムをもっているという。ここも東海パルプの社有
地です。


 塩見岳東の北俣岳から蝙蝠尾根に入り蝙蝠岳に着いてから、また
来た道を引き返えすと4時間もかかります。そんなことからか、南
の二軒小屋へ直接降りる人たち以外あまり見かけません。


 塩見岳、本谷山、三伏峠、烏帽子岳、小河内岳、板屋岳、荒川三
山の中岳、東岳、千枚岳など見渡せる展望台なのにもったいないこ
とではあります。昔は、二軒小屋から大井川西俣上四郎作沢をつめ
て蝙蝠岳に至るルートもあったとか。


 きょうは8月16日、熊ノ平から塩見への途中、ザックを物陰へ置
いて最少の持ち物で往復しました。北俣岳を過ぎ稜線に沿って右に
曲がり白い岩礫をザッザッとかけるように進みます。


 ウサギギク、コガネギク、オヤマノリンドウなどが咲くお花畑を
通り、小さな上下をくり返すうちいつの間にか蝙蝠岳山頂へ。荒川
三山の眺望が見事です。


 しかしなぜ蝙蝠岳というのでしょうか。荒川三山東岳から見ると
コウモリが両翼を広げたようだという。また農鳥岳から南下した広
河内岳(2895m)方面から眺めた時、コウモリが両翼を広げたよう
に見えるからともいいます。


 地図を見て見ます。この山から南の徳右衛門岳へのびる尾根と、
北方の北俣岳に延びる尾根のゆるやかなカーブが大きなコウモリが
両翼を広げ西に向かっているような形?まさか。無理があるなあ。


 後日談:2009年(平成21)の夏、南アルプス縦走の際、荒川三山
東岳から蝙蝠岳を見てみます。北方に蝙蝠岳が見えてはいますがコ
ウモリね。コウモリに見えるといえば見えなくも??こちらの目が
悪いのか、頭が悪いのか…。


 農鳥岳から南下する尾根上の広河内岳にも確かめに行かねばなる
まい。蝙蝠岳から徳右衛門岳経由で二軒小屋へ抜けられるルート、
徳右衛門岳付近には水場もあるらしい。楽しみがまた増えました。



▼蝙蝠岳【データ】
★【所在地】
・静岡県静岡市。JR飯田線伊那大島駅からバス塩川終点・歩いて
三伏峠経由延べ12時間で蝙蝠岳。三等三角点(標高2864.9m)があ
る。

★【地図】
・2万5千分の1地形図「塩見岳(甲府)」

★【山行】
・某年8月16日(土曜日・くもり)


▼【参考文献】
・『新日本山岳誌』日本山岳会(ナカニシヤ出版)2005年(平成17)
・『日本山名事典』徳久球雄ほか(三省堂)2004年(平成4)
・『日本山岳ルーツ大辞典』村石利夫(竹書房)1997年(平成9)


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山旅通信【ひとり画っ展】発行
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山旅【画っ展の会】
from 20/10/2000



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