……(広告)………………………………
・ヤマケイの本日本百霊山』 陽気な妖怪ばなし
 紙書籍版品切れ「電子書籍」又は「中古書籍」を。

・パソコンで読む「CD本」もあります。
 (https://toki.moo.jp/cd-mihon/cd-mihon.html
……
(広告)………………………………

……(広告)アマゾン………………………
・ヤマケイの本日本百霊山陽気な妖怪ばなし
 紙書籍版品切れ「電子書籍」又は「中古書籍」を。

……………………………………
・東京新聞の本山の神々いらすと紀行愉快山行
 紙書籍版品切れ「電子書籍」又は「中古書籍」を。
……(広告)楽天ブックス…………………

・パソコンで読む
「CD本」もあります。
 (https://toki.moo.jp/cd-mihon/cd-mihon.html

……………………………………
▼山旅【ひとり画語り】(本文のページ)(10)
【とよだ時】(豊田時男
……………………………………
山旅【ひとり画ッ展】
吾妻小富士の種まきウサギ

【説明略文】
昔、干ばつの時雨乞いをしていると空を舞う
トビが飼っているウサギをさらって飛び去る
事件があった。行き先を見ると吾妻小富士に
「ウサギ」の雪形があらわれていた。家に帰
るとなんと岩室から水が湧き出している。早
速田んぼに引いて種をまくことができた。お
陰で豊作、村は裕福になった。そこを兎田と
いったという。

【本文】は下記をどうぞ。
…………………………………………………………

…………………………………………………………
(長文です。拾い読みしてください)
吾妻小富士の種まきウサギ

【本文説明】
 吾妻連峰(吾妻山)は山形県と福島県にま
たがる連峰。これをさらに東吾妻連峰(吾妻
小富士、東吾妻山、家形山、一切経山など)
と西吾妻連峰(西吾妻山(最高峰)、西大巓、
東大巓、中吾妻山など)に分けているのだそ
うです。東吾妻連峰をつらぬく磐梯吾妻スカ
イラインの中継地浄土平は、駐車場、レスト
ハウス、移動郵便局まであり観光客で賑わっ
ています。ここは旧破裂口の底にできた平坦
地で、明治中期まで湖沼をたたえていたとい
います。

 そのすぐ東にある吾妻小富士は、本物の富
士山のミニチュア版。標高1707m。山頂に
はすり鉢のような直径約600m、深さ約120
mの火口があり、それを一周する道があって、
子どもたちまでがお鉢めぐりをしています。
この火口には五葉松や灌木が所々に生えてい
て、雨が降ってたまってできる火口湖はあり
ません。たぶん底にある火山の岩の屑が雨水
を通してしまうのだろうといわれています。
そんなところも富士山にそっくりです。

 4月から6月ころ、山の北東側山腹に白い
ウサギの形をした残雪の雪形がでるというの
です。これを「種まきウサギ」とか「雪ウサ
ギ」といって、ふもとの人は昔から農作業を
はじめる目安にしてきたといいます。またこ
れが見られるようになると晩霜の心配はしな
くともよいといわれているということです。

 「種まきウサギ」の雪形には次のような伝
説があります。その昔、田沢村(いまの福島
市蓬莱町田沢)の兎田(うさぎでん)という
ところに、身寄りのない子どもがいたといい
mす。彼は山奥の小さな田や畑を耕し、そこ
で拾ったウサギの親子を飼って暮らしていた
といいます。

 そのころ、このあたりは田植えもできない
ような日照りが続いていました。困った村人
は吾妻権現がまつられている西山の雷沼(い
まは東屋沼)とつながっているといわれる、
田沢地区の貝沼(いまは皆沼)で雨乞いをしま
した。しかし効き目がなく日照りはつづきま
した。

 村人はこんどは直接雷沼に出かけることに
なりました。山伏を先達に雨笠をかぶり、蓑
を着て吾妻山に大勢で登っていき雨乞いをし
ましたがやはり同じことでした。兎田の子ど
もも裏山に登り雨が降るよう祈りました。空
を見ると2羽のトビが飛んでいます。すると
突然谷間へ急下降すると、かわいがっていた
親子ウサギをわしづかみにして舞い上がりま
した。

 トビが飛んでいった方を見ると吾妻小富士
にウサギの雪形がはっきりとあらわれていま
した。ウサギは吾妻山の山神になっていたの
です。兎田の子どもは吾妻小富士の神に祈り
ながら山を下りてみるとナント、家の前の岩
屋から貴重な水がコンコンと湧いているでは
ありませんか。早速村人とともに田んぼに水
を引いて種をまき、秋には村中が豊作になり
ました。

 それからは村人は雪形を「種まきウサギ」
と呼んだといいます。またその田んぼを兎田
(うさぎでん)と呼ぶようになりその子は成
長すると長者になったということです。兎田
はいま、東北本線の南福島駅と金谷川駅の中
間にあります。ちなみに種まきウサギの雪形
は、耳の長さが約85m、耳上〜顔下までが
約252m、顔〜尻までが約341m(1985年
春の調査)だというからかなり大きいもので
すね。



▼吾妻小富士【データ】
★【位置】国土地理院「電子国土ポータルWe
bシステム」から検索
・吾妻小富士標高点:北緯37度43分19.63
秒、東経140度15分48.88秒

★【地図】
・2万5千分の1地形図「土湯温泉(福島)」



▼【参考文献】
・『角川日本地名大辞典7・福島県」小林清
治ほか編(角川書店)1981年(昭和56)
・『新日本山岳誌」日本山岳会(ナカニシヤ
出版)2005年(平成17)
・『日本山名事典」徳久球雄ほか(三省堂)2004
年(平成4)
・『日本山岳ルーツ大辞典」村石利夫(竹書
房)1997年(平成9)
・『日本歴史地名大系7・福島県の地名」(平
凡社)1993年(平成5)


…………………………………………
【広告】です。スイマセン
★作者の本をどうぞ(アマゾンから)。
【とよだ時】(旧とよた時)コーナーです。
https://www.amazon.co.jp/stores/author/B004L1SDTE

★作者の新刊本(見本)
(天狗・仙人・神仏・怪人に出会う山旅)
00『百名山の伝承と神話』(新)
01『新・丹沢山ものがたり
02全国の山・天狗ばなし
03『山の神々いらすと紀行
04『山の神々いらすと紀行・続
05『ふるさとの神々事典
06『ふるさとの神々事典・続
07『野の本・山の本

08『日本百霊山』山渓 山の陽気な妖怪ばなし。
 紙書籍版品切れ。「電子書籍」または「中古書籍」を。
<
アマゾン>で。 <楽天ブックス>で。
………………


▼…【お断り】………
本書表紙に「雨飾山」の写真を使用しておりますが、出
版社との手違いで、内容に雨飾山の項目がありません。
お詫びして下記URLに、101番目として雨飾山を掲載し
ます。どうぞよろしくお願いします。

https://toki.moo.jp/cd-mihon/reizan/start.html


▼SNSやっています
★Facebook:
https://www.facebook.com/tokitemg
★X(旧ツイッター):
https://x.com/tokitemg

……………………

【とよだ 時】:(とよだ時で検索)
…………………………………………
山の伝承神話探勝・山の画文
toki【U-moあ-と】画文制作室
(ゆ-もあ-と)(とよだ時)
https://toki.moo.jp/
from 20/10/2000


TOPページ「峠と花と地蔵さんと……」へ
………………………………………………………………