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岳山里山あぜ道歩き
▼山と田園の伝承神話(本文のページ)01
【とよだ時】(豊田時男)
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山旅【ひとり画ッ展】
▼スズランと牧場・南朝再興願う入笠山
【短略説明】
スズランが群生する入笠山。稲を積んだ「に
お」の「にお笠山」だという。山頂北側にあ
る御所平峠の御所平は北条高時の息子相模二
郎時行の屋敷があったところとか、南朝の宗
良親王が南朝再興のいくさの指揮をとるため
に滞在した所ともいわれている。
【本文】は下記
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▼スズランと牧場・南朝再興願う入笠山
【本文説明】(長文です。拾い読みしてください)
それほど標高は高くはありませんが、ふつ
う高地にあるべきはずの植物が多く、湿原に
は亜高山湿地帯植物が群生する入笠山。近く
のスキー場のゴンドラで簡単に登ることがで
きるため四季を通じての観光の山になってい
ます。
山の形が刈り取った稲の束を積み重ねた
「にお」に似ているため「にお笠山」がなま
ったといわれています。この山が有名になっ
たのは、第2次大戦後まもなく、旧国鉄が募
集した「だれでも楽しめるハイキングコース」
に、都会のある青年がこの山を推薦応募して
入選したことがきっかけだといいます。
それからは東京から「スズラン列車」が運
行されるようにまでなりました。当時、夜行
列車で富士見駅や青柳駅で下りて歩き出し、
鐘打平に出たといいます。ここはスズランの
山で入笠湿原の斜面一面に群生し、観光客は
木道を歩いて鑑賞しています。
山頂北側に御所平峠がありますが、「御所
平」は足利時代初期、豪族諏訪氏によって保
護されていた北条高時の息子相模二郎時行の
屋敷があったところといわれています。
またここは南北朝時代、赤石岳西ろくで南
朝の宗良(むねなが)親王が、世間を避けて
ひっそりと暮らしていたところ(御所)だと
もいわれています。軍事上の重要な通行路で
あるここで、親王は南朝再興の指揮を執って
いたといいます。御所はやはりやんごとない
方に関係があるのですね。御所平は西側のJ
A牧場の中の小高い丘になっています。
またここには伊那市高遠町と富士見町を結
ぶ古道「法華道」があります。法華道とは、
富士見町若宮から入笠山を経由し、伊那市高
遠町芝平までの全長22キロの古道。古くか
ら甲州(山梨県)と信州(長野県)を最短で
結ぶ重要な道だったといいます。
15世紀になるとこの法華道を通って、甲
斐の身延山久遠寺から日蓮宗の上人たちが長
野県側に布教に訪れ、日蓮宗の布教につとめ
たといいます。高遠の谷沿いに日蓮宗の寺が
並ぶのはその名残だそうです(「長野日報」)。
法華道には、道中の高座岩から芝平に抜け
る道と、長谷へ行く道があるといいます。室
町時代の1473年(文明3)には、身延山21
世日朝上人が道中の高座岩で7日7晩説法を
したとする言い伝えもあります。
この古道を復活させようと草刈りなどして
整備する人たちもおり、御所平峠には道中安
全地蔵菩薩も建立されています。地蔵の脇に
は「地蔵尊立たす入笠山の尾根法華道はろば
ろと甦りつつ」と詠まれた歌碑も建っていま
す。
ところで、入笠山には風力発電の計画が持
ち上がっているといい心配です。季節になる
と、湿原の木道には咲き誇る花々を愛でる、
楽しそうなお年寄りの二人連れも目立ちま
す。いつまでもみんなに愛される場所であっ
て欲しいものです。
さて、中央本線のこのあたりを電車で通る
たびに気になっていた駅から入笠山までの歩
く山行。6月はじめ、思い切ってすずらんの
里駅から登り、青柳駅へ下るコースを歩いて
みました。スズランの里駅からは最後まで林
道でマウンテンバイクを奨励しているのか専
用の看板や道標が目立ちます。
数年前まであった入笠湿原のキャンプ場は
閉鎖していました。JAハウスのキャンプ場
に向かいます。湿原のスズランはまだ少し早
かったが、御所平からのコナシは見事な群生。
それぞれの木の濃いピンクのつぼみはそれは
見事。まるで競い合っているようです。
牧場のキャンプ場では、番人の方のご厚意
であちこちを案内して戴きました。入笠山頂
は360度の展望。展望板を前に山々を見比べ
一周します。中央アルプスの雪の千畳敷が目
の前です。島田娘の雪形が笑っていました。
▼入笠山【データ】
★【所在地】
・長野県伊那市と諏訪郡富士見町との境。中
央本線富士見駅の西南西6キロ。JR中央本
線青柳駅からタクシー入笠山。二等三角点(1
955.1m)がある。
★【位置】国土地理院「電子国土ポータルWe
bシステム」から検索
・三角点:北緯35度53分46.76秒、東経138度
10分17.76秒
★【地図】
・2万5千分の1地形図「信濃富士見(甲府)」
▼【参考文献】
・『角川日本地名大辞典20・長野県の地名』
市川健夫ほか編(角川書店)1990年(平成
2)
・『信州山岳百科・2』(信濃毎日新聞社)1983
年(昭和58)
・『日本山岳ルーツ大辞典』村石利夫(竹書
房)1997年(平成9)
・『日本山名事典』徳久球雄ほか(三省堂)2004
年(平成4)
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・03『山の神々いらすと紀行』
・04『山の神々いらすと紀行・続』
・05『ふるさとの神々事典』
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