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山里の伝承【ふるさと祭事記】(03)
【とよだ 時】
(イラスト本ではありません)
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▼田園博物「ダイコンノトシトリ」
【略文】
旧暦10月10日は「ダイコンの年取り」の日です。ダイコンの年越し、
年夜などともいい、ダイコン畑に入るのを禁じます。それはダイコ
ンがうなりながら今夜一晩で大きくなるからとか、音をたててダイ
コンが割れ、それを聞いた者は死ぬからという所もあります。また、
この日は十日夜でモグラを追いのわら鉄砲の音を聞いてダイコンが
大きくなるともいいます。
▼田園博物「ダイコンノトシトリ」
【本文】
旧暦10月10日は「ダイコンの年取り」といって、ダイコン畑に入
るのを禁じます。
ダイコンの年越し、ダイコンの年夜などともいっています。この日
は東北地方から中部地方にかけて「トオカンヤ」の行事の日。
モグラを追うため地面をわら鉄砲で打ちまわります。昔はその音を
聞いてダイコンが大きくなると信じられました。
今夜一晩でダイコンがうなりながら大きくなり、また音をたてて割
れるという。
その音を聞いた者は死ぬという俗信のあるところまであります。
そのため、トオカンヤが過ぎるまではダイコンを抜き取ってはいけ
ないのだそうです。
トオカンヤと同じ行事で西日本で行われる「イノコ」がありますが、
やはりイノコが過ぎないと「ダイコンは実らない」という言い習わ
しがあるそうです。
これは、この季節以後に行われる秋祭りや正月の神への供えもの中
心になっている大切なダイコンに神が宿っているという考え方から
きているのだそうです。
上記は『ふるさと祭事記』から引用しています。
ご希望の方にお分けしています。CD本の名前を書いてご連絡下さい。
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