【天狗のはなし】  (toki HP/temg/tem042/tem042.html)

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▼042「青森恐山の天狗・常陸坊海尊」

【序文】
恐山は霊場の総称。日本三大霊場のひとつ。ここは死者の魂が集
まるとされ、夏には多くの人がイタコの「口寄せ」を聞きに集ま
ります。ここには常陸坊海尊伝説があります。義経が衣川で戦っ
たとき海尊は山寺に出かけていたという。その海尊が江戸時代に
なって姿をあらわしたという。
・青森県むつ市。
▼042「青森恐山の天狗・常陸坊海尊」

【概略】
恐山は日本三大霊場のひとつ。ここには武蔵坊弁慶などとともに
源義経の家来として活躍した、常陸坊海尊天狗の伝説があります。

海尊は常陸の国の鹿島神宮の別当寺で修行し、のち滋賀県大津市三
井寺(園城寺)で修行中、源義経の従者になり、弁慶とともに平家
と戦ったり一緒に行動してきました。

しかし、文治5(1189)年、義経が衣川の戦いで敗死した日は「常
陸坊を初めとして残り十一人の者ども、今朝より近きあたりの山寺
を拝みに出かけるがその儘帰らずして失せにけり」(『義経記』)な
のだそうです。

この海尊が、江戸時代初頭になって姿をあらわしたというのです。
異様な姿をした怪老人が「わしは不老不死だ」といいながら、源平
合戦の様子を当事者であるように細かく知っていて、人々に話して
います。

不思議に思った人が、会っていろいろ聞いてみると海尊に間違いな
く、怪老人は108歳まで長生きしたという。
・青森県むつ市。



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http://toki.moo.jp/gaten/gatten/951-1000/gate960/gate960.html

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