CD本【野の本・山の本】
画と文・とよだ 時 (とよた時改め)
1000円(消費税含、送料無料)。よかったらどうぞ。

【目 次

春編        夏編

  

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秋編        冬編

  

このCD−Rは作者が誠文堂新光社様から出版させて戴いた下記
の単行本「野の本・山の本」を加筆・改訂リニューアルしたものです。

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野の本・山の本(春編)
まえがき

 春の野原を歩きます。木陰に残っていた雪も、いつの間にか消え、
日を追って暖かさが増し、野山は緑が濃くなります。

 野原や、田んぼの斜面には、フキノトウが顔を出し、山の日溜ま
りには、タチツボスミレや、オオイヌノフグリが、かたまって咲い
ています。花たちのおしゃべりが聞こえてくるようです。

 春といえば、やはり、タンポポです。女の子をつれたお母さんが、
タンポポの花畑に座って、何かをつくっています。ヒラヒラ蝶が飛
んでいきます。それを見て、女の子が、ヨチヨチ歩きで追いかけま
す。何かにつまずいたのか、ころんでしまいました。

 春は、田んぼもいそがしくなります。ツバメが飛びかう下、あち
らこちらで、農家の人が働いています。急に世の中が活気づいたよ
うです。

 耕うん機で耕された土の中から、ドジョウがひよっこりあらわれ、
大あわてです。突然、カエルが足下から飛びはねます。

 春とは、田や畑を「墾(は)る」意味とか、気候の「晴る」意味
とも、草木の芽が「張る」からだともいわれています。

 また「春」の字は、昔は「艸」と「屯」と「日」の合字でした。
陽気がよくなり「艸(草)木」が発生する季節です。日は陽気のこ
と。「艸」は草木、「屯」は草木が芽を出そうとしてかがめることを
示しているのだそうです。

 なんといっても、春は人の心をウキウキさせます。そのせいか「大
字典」を引いてみると、春分、春光、春風、春陽、春雪など、百五
十近くの熟語が並んでいました。

 なにはともあれ、天が与えてくれた日本の春、思いっきり楽しも
う。

とよた 時

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春編 目 次

▼弥生三月 道祖神にも春の風
  ・弥生  ・道祖神  ・フキノトウ  ・シュンラン  ・スミレ
  ・ネコヤナギ

▼春の雪 真っ白な中にリスの影
  ・スギの花粉/14  ・ハコベ/15  ・オオイヌノフグリ/16
  ・ウメ/17  ・ウグイス/17  ・キブシ/18

▼春に浮かれて野ザルも花見
  ・卯月/19  ・サクラ/20  ・スイバ/22  ・ツクシ/23
  ・ヤエムグラ/24

▼すきっ腹 黄色いタンポポこんがりクッキー
  ・タンポポ/25  ・力タクリ/28  ・ヒバリ/29  ・コブシ/30

▼夕日落ちて シカのねぐらのじゃまをする
  ・イタドリ/32  ・ヤマブキ/33  ・ハルジオン/34

▼白いチョウ 風に逆らう菜の花畑
  ・菜の花/35  ・ヨモギ/36  ・ギシギシ/36  ・セリ/37
  ・シジュウカラ/38  ・アケビ/39  ・マンサク/40

▼飛びかうミツバチ 里はレンゲの花盛り
  ・レンゲ/41  ・ミツパチ/44  ・ヨメナ/45
  ・コブハサミムシ/46

▼ダイコンの花咲き おばあさんポツンと野良仕事
  ・ダイコン/47  ・クサイチゴ/48  ・クサボケ/49
  ・ワサビ/50

▼ネギボウズ 五月(さつき)の空見て風に揺れ
  ・五月/51  ・ネギボウズ/51  ・クロ−パー/52
  ・田植え/54  ・麦/55  ・ナズナ/56

▼ここにもあるよと いばるげんこつワラビ
  ・ワラビ/57  ・潮干狩り/58  ・潮の満ち干/59
  ・スズメノテッポウ/60

▼トビを追う カラスの仲間徐徐に増え
  ・トビ/61 ・イカリリウ/62  ・ハハコグサ/63
  ・ソラマメ/64

▼垣根越し よそのタケノコかず数え
  ・タケノコ/65  ・チガヤ/67  ・ゼンマイ/68
  ・アシナガバチ/69  ・カキの葉/70

▼霧の中 覚悟のひと花揺れるクマザ
  ・クマザサ(花)/71  ・タラノメ/72  ・イワタバコ/73
  ・ツツジ/74  ・シイタケ栽培/75  ・コジュケイ/76

▼あわ浮かぶ アオゴケの中カエルの卵
  ・カエルの卵/77  ・ウツギ/78  ・ショウブ/79
  ・ドジョウ/80  ・キツネノボタン/81  ・スギナ/81
  ・ホトケノザ/82  ・ヒメオドリコソウ/82

▼子ツバメの 数気になって背のびする
  ・ツバメ/83  ・カワセミ/84  ・ハシリドコロ/85
  ・コイワザクラ/86  ・ミツパ/87  ・アシ(ヨシ)/88

▼一筆啓上 犬に吠えられて候(そうろう)
  ・ホオジロ/89  ・ノカンゾウ/90  ・カズノコグサ/90
  ・ウラシマソウ/91  ・マムシグサ/91

▼さくいん

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−以下見本−

▼弥生三月 道祖神にも春の風
  ・弥生、道祖神  ・フキノトウ  ・シュンラン  ・スミレ
  ・ネコヤナギ

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・(1)弥生、道祖神

 田んぼのあぜ道を歩きます。遠く雪をかぶった山から吹き下ろす
風は、まだ、寒く感じます。

 しかし、このころは3月、まぎれもなく春の風です。三叉路に建
つ道祖神の石碑も、どことなくうれしそう。

 道祖神は、村境や道路の辻、峠などに祭られていて、外から入っ
てくる病気や悪魔を追い払うために、昔の人が祈った神さまです。
また、旅人の安全、道を守る神さまでもあります。丸い石や、神さ
まの像を刻んだものなど、いろいろな形があります。

 3月を旧暦では弥生(やよい)と呼びました。弥生とは、草や木
がいよいよ生い茂るという意味だそうです。昔の本(江戸時代中期
の正徳3年(1813)の「滑稽雑談・こっけいぞうだん」)にも「…
…萌(も)え出でたる草も、この月いよいよ生いさかんなれば「い
やおい月」ということを略して「やよい」というなり」と出てきま
す。

 

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・(2)フキノトウ

・【キク科フキ属の多年草・雌雄異株】
 暖かい土手や田んぼの斜面に、可愛いフキノトウが顔を出してい
ます。フキの花のつぼみです。形が「塔」のようなので、こんな名
前がつきました。

 フキノトウは、天ぷらにしたり、つくだ煮、フキみそなどにし、
お父さんの酒の肴にもってこい。とって帰ると喜ばれます。

 春の山菜としてダントツの人気です。いまは畑で栽培され、スー
パーなどにも並んでいます。つぼみはだんだん花茎がのびていき、
白い花を咲かせます。

 そのフキノトウの薄い葉を一枚はがして笛にして遊びます。唇に
当てて吹くと、ふるえるような音が出ます。あまり長く吹いている
と、唇がしびれてしまいます。

 フキは、冠毛が風に乗って吹雪のように飛ぶので、昔はヤマフブ
キと呼んだそうです。

 

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・(3)シュンラン

 農家の生け垣を横に見ながら、山道を登ります。林の中に道がの
びていきます。足元にシュンランの淡い黄緑色の花が咲いています。

 春早く咲くランだというので「春蘭」の名があります。また、花
弁にある斑点を人間の顔のホクロに見立てて、一名、ホクロともい
うそうです。

 昔の子供は、シュンランの花をのぞき込んで「爺(じじ)と婆(ば
ば)が抱き合っている……」と、クスクス笑ったり、花弁をはがし
ながら「ホントだ!」と大笑いをして遊びました。

 爺は唇弁の上にある頭の丸いずい柱のこと。婆は紫紅色の斑点の
ある唇弁をいったものです。

 花と茎をつみ、ゆでて酢の物、酢みそあえに。また、花をウメ酢
で塩に漬け込み、陰干しし、仕上げ塩をして漬け込み「ラン茶」を
つくるそうです。(ジジ、ババのイラスト付き)
ラン科の多年草

 

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・(4)スミレ

 
 

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・(5)ネコヤナギ
 山の上から降りてきて、沢すじや集落の村道わきの小川の岸など
に、ネコヤナギの花穂を見るとなんとなくホットします。

 とくに、雪や雨と汗でびしょぬれの時など、銀白色に光るネコヤ
ナギを横目で見ながら「バス停はもうすぐだ。もうすぐ着替えられ
るゾ。下着まで着替えてさっぱりしよう」と、自然に足が速くなり
ます。

 ネコヤナギは、漢字で「猫柳」ニャオーンなのです。葉より早く
あらわれる花穂を猫の尻尾にみたてたものです。

 雌雄異株で、雄花は初め厚い皮をかぶっていますが、暖かくなる
につれて、大きく太り、自分で皮をぬぎます。

 春のシンボルともいえるネコヤナギは、古くから人々に観賞され、
とくに雄花は、生花などに利用されています。
ヤナギ科、ヤナギ属

 

以下つづきます。

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1200円(消費税含、送料無料)。よかったらどうぞ。

▼とりあえず、品名を下記にご記入、送信して下さい。
在庫を確認し、ご返事致します。
toki@toki.moo.jp
迷惑メール防止のためアドレスを替えてあります。
恐れ入りますが
変換して送信してください。

・定額小為替が便利です。または
・郵便振替口座:00130-5-355576
名義:時・ゆ-もあ-と

・京葉銀行北方支店(点番153)
口座番号:3040081 名義:とよた 時(※名義は濁りません)

ゆ-もあ-と制作処
画房【とよだ 時】
責任者・とよだ 時

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