無料メールマガジン山の伝承ひとり画通信
【ひとり画展】
(04)
(とよだ 時)

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山の伝承【ひとり画通信】(ひとり画展)から
▼奥多摩・臼杵山の石仏

【序文】
140字
奥多摩戸倉三山・臼杵山は、養蚕の神臼杵神社をまつる山。カイコを食
べるネズミの天敵である猫は農家にとって有り難い存在。臼杵神社の狛
犬は猫の石像というがその姿はどう見ても格好の悪い犬かブタ。しかし祠
の前にデンと控えておじゃります。
・東京都西多摩郡檜原村とあきる野市との境

▼奥多摩・臼杵山の石仏

【本文】
カイコを食べにやってくるネズミは養蚕農家にとって、とてもやっ
かいなものです。そのにっくきネズ公を食ってくれる天敵の猫やヘ
ビは、農家にとっては有り難い存在。養蚕の神としてまつります。

ここ東京奥多摩・戸倉三山(臼杵山、市道山、刈寄山)の臼杵山の
臼杵神社も養蚕の神として祭祀されています。その狛犬は、猫の姿
の石像で、祠の前に控えているといいます。戸倉三山の名は、この
あたりが五日市町(現あきる野市)に合併される前は戸倉村だった
ので村の名からとったとのこと。

ある年の2月。きょうは青梅マラソンの日。きのう降ったばかりの
雪がひざくらいまであり、その中に臼杵権現の石祠がポツンとたっ
ています。積もった雪の上に杉の木の葉が散らばっています。「ネ
コってこれ?」。

変わった形とは聞いていましたが、ナルホド、ナルホド。猫という
よりは、どう見ても格好の悪い犬かブタです。しかしこれでもりっ
ぱな蚕神さまなのであります。ハイカーはこれもご愛敬と笑って拝
んでいきます。

帰り、つい人のあとをついて行き、雪の中道に迷ってしまいました。
子供づれの私たちはほかの人たちに着いていけず、月の出た夜道を
懐中電灯を頼りにトボ、トボ。盆堀地区についたのは午後8時半に
なってしまったことがありました。

あきる野市五日市地区は、山地の炭や木材の集散地。とくにスギが
多くいまも青梅(おうめ)林業地域の一部になっています。また地
区のなかを流れる秋川沿いには桑畑が多く、機織りものの産地にな
っています。

美しい自然にも恵まれ、日帰り観光地として1969年(昭和44)、
当時の五日市町は全国にもまれな「清浄都市宣言」を行い、自然環
境の保存を呼びかけました。

▼臼杵山(うすぎさん)【データ】
★【所在地】
・東京都西多摩郡檜原村とあきる野市との境。JR五日市線武蔵五
日市駅からバス、元郷停留所下車、さらに歩いて1時間30分で臼
杵山。三等三角点(842.1m)がある。地形図に山名と三角点標高8
42.1。その北側に鳥居のマーク記載あり。

★【位置】(電子国土ポータルから検索)
・三角点:北緯35度42分23.33秒、東経139度09分55.44秒

★基準点の詳細:(基準点コード:TR35339414301)(点名:臼杵山)
(冠字選点番号:果 28)(種別等級:三等三角点)(基準点成果
状態:正常)(測地系:世界測地系)(緯度経度:緯度35°42′23.
3359 経度 139°09′55.4213)(標高:842.06m)(基準点現況状
態:正常 20040508)(所在地:記載なし)(点の記図閲覧:×)。(国
土地理院「基準点成果等閲覧サービス」から検索)

★【地図】
・旧2万5千分の1地形図「五日市(東京)」

★【参考文献】
・『角川日本地名大辞典13・東京都』北原進(角川書店)1978年(昭
和53年)
・『新日本山岳誌』日本山岳会(ナカニシヤ出版)2005年(平成17)
・『日本山名事典』徳久球雄ほか(三省堂)2004年(平成16)


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(気になる言葉)
群れない、慣れない、頼らない(日本画家、堀文子)

きょうの「犬の遠吠え」
・戦争はイヤだ。
1945年(昭和20)4月に国民学校初等科に入学しました。校庭に
エライ人を祭ったお宮がありました。朝の国旗掲揚、直立不動で
涙を出して感激しろという。1年生にはなんのことか分かりません
でした。
               ……千葉県の下総地方でもこんなふうでした。

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今回の余計なひと言
・Word is wind(きのうのことなど、風になってとうにキリマンジ
ャロのテッペンに行っちゃってらァ〜…)
              ……過ぎたことでクヨクヨするな

 

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【とよだ 時】 山と田園風物漫画
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