とよだ 時・山旅イラスト通信 【ひとり画展】(初期作品)

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▼このページの目次

901 立山・竜王岳の天狗と竜
902 富士山と高さくらべをした山々
903 海を渡って富士山と背比べにきた山
904 長野県大町市・青木湖の伝説
905 長野、新潟県境・雨飾山の伝説
906 奥多摩・本仁田山とごぜ岩
907 北アルプス山ろく姫川・古事記と姫物語
908 高山植物・キヌガサソウ
909 北信・黒姫山の伝説
910 南ア塩見岳山麓・塩の地名と諏訪湖の神

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▼901号 「立山・竜王岳の天狗と竜」

立山浄土山の一角にそそり立つ岩峰龍王岳。ここに降った雨は東に流
れて黒部川、西に流れて常願寺川に注ぐ分水嶺。その昔、龍王岳には
天狗がすんでいるといわれ、登ってくる者を引き裂くという伝説があった
という。この山のヌシの龍王のすみかは、ザラ峠から西側、常願寺川に下
る途中の刈込池。水害をもたらす悪竜や、大蛇をすべてこの池に封じ込
めているという。
・富山県中新川郡立山町。

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▼902号 「富士山と高さくらべをした山々」

美しく成長していく妹の富士山。醜くなっていく伊豆下田富士は
その間に天城山という屏風を立ててしまった。心配した妹は姉の
様子を見ようと背伸びをしてどんどん大きくなり、姉は隠れよう
とますます小さくなった。日本一の高さになった富士山に各地の
山々が高さ競べを申し込んできました。

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▼903号 「海を渡って富士山と背比べにきた山」

白山も富士山に背比べで負けてしまいました。それを聞いた外国の
山も黙っていられません。愛鷹山(富士山の南東にある)もわざわ
ざ中国から海を渡って背比べをしにやってきたという。しかし「富
士山と勝負だなんて生意気な山だ」と箱根の足柄明神に蹴飛ばされ、
頭の部分が崩れてしまったということです。

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▼904号 「長野県大町市・青木湖の伝説」

JR大糸線沿いにならぶ仁科三湖。神秘的な青木湖は大きさも深さ
も1番。昔、湖の西岸で赤牛が子牛を生んだ。子牛は母と別れ東岸
のお百姓さんの家で飼われることに。親を呼ぶ子牛の悲しい鳴き声
に母牛は湖に飛び込み泳ぐうち、力つきて沈んでいった。以来、青
木湖のヌシは赤牛だといわれようになったということです。

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▼905号「長野、新潟県境・雨飾山の伝説」

妙高連山に雨飾山という山があります。「あまかざりやま」とは珍
しい名前です。雨や天を祀る意とか、双耳峰なので両飾山といった
のが、後に両が雨になったという。不思議なのは「蘇鉄ヶ岩屋」の
伝説。文政5年の古文書には出てくるのですがどこにあるのか不明
なのです。山頂にある石仏の阿弥陀さまや天狗の伝説もあります。

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▼906号 「奥多摩・本仁田山とごぜ岩」

奥多摩の本仁田山(ほにたやま)は、青梅街道を荷物を積んだ駄馬
がよく通ったところから本荷駄山(ほにだやま)の名がついたとい
う。しかしニタはヌタ場のことだという。登山道でもよく見かける
イノシシなどのあのヌタ場のことです。西へ向かう尾根の平石山近
くのごぜ岩では、いまも地元の炭焼きに間違った道を教えられた瞽
女の悲しい三味線の音が聞こえるという。

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▼907号 「北アルプス山ろく姫川・古事記と姫物語」

北アのふもとを流れる姫川は、『古事記』に出てくる沼河比売(奴
奈川姫)の姫だという。この美女の噂を聞いた大国主命は歌を贈っ
て誘います。あまりのしつこさに姫もとうとう承諾しました。
そして生まれたのが諏訪湖の神になっている建御名方神だそうで
す。それを聞いた出雲の本妻、須勢理比売がものすごい焼き餅を焼
き、大国主命は大慌てに慌てたということです。

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▼908号 「高山植物・キヌガサソウ」

キヌガサソウは漢字で衣笠草(絹笠草)です。ハナガサソウ(花
笠草)ともいうそうです。その名前は広がった葉っぱが、衣笠や
踊りに使う絹笠に似ているからといいます。日本に固有種。非
常に古い時代にエンレイソウ属とツクバネソウ属のある種の間に
できた植物と考えられ、1種1属として扱われます。

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▼909号 「北信・黒姫山の伝説」

ナウマンゾウの化石が出土したことで知られる野尻湖の真西にある
黒姫山。「北信五山」(飯縄山、戸隠山、黒姫山、妙高山、斑尾山)
のひとつ。山名は志賀高原大沼池のヌシとの化身との悲恋の末、山
上の池に投身したという領主の娘黒姫の伝説に由来するという。役
ノ行者が登り七ツ池まで行ったとき弁財天を拝したのがはじまりだ
という。「日本二百名山」や、「信州百名山」にも選定されています。

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▼910号 「南ア塩見岳山麓・塩の地名と諏訪湖の神」

南アルプス塩見岳山麓の村人はかつて塩が不足して困っていたと
いう。可哀想に思った諏訪湖の神さまが、塩見岳に登ってふもとの
伊那里村(いなさとむら・現在の伊那市)と、大鹿(おおじか)村
のあたりから塩のふき出ているところを見つけました。それからは、
鹿平、岩塩泉、鹿塩などの地名ができました。また間ノ岳を塩見岳
とも呼ぶようになったという。ここには「鹿塩の七不思議」という
のがあるそうです。

 

 

 

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