とよだ 時・山旅イラスト通信 【ひとり画展】(初期作品)

………………………………………………

▼このページの目次

811 スズランと牧場・南朝の入笠山
812 奥日光白根山・一属一種シラネアオイ
813 北・剱岳 点の記
814 富士山頂の伝説と民俗
815 登山道の楽しみ・ヤマグワの味
816 南ア・赤石岳と登山基地椹島
817 石仏紀行・羅漢さんと名月(川越喜多院)
818 野山のはずみ玉・ジャノヒゲ
819 北信修那羅峠・ひまわり蔵王権現
820 丹沢尊仏・お塔岩の塔ノ岳

……………………………………………………………

▼811号 「スズランと牧場・南朝の入笠山」

スズランが群生する入笠山。稲を積んだ「にお」の「にお笠山」だ
という。山頂北側にある御所平峠の御所平は北条高時の息子相模二
郎時行の屋敷があったところとか、南朝の宗良親王が南朝再興のい
くさの指揮をとるために滞在した所ともいわれている。
・長野県伊那市と、同県富士見町との境

……………………………………………………………

▼812号 「奥日光白根山・一属一種シラネアオイ」

シラネアオイは「白根葵」の意味。日光の白根山に多く、花がタチ
アオイに似るため名づけられた。鹿の食害や盗掘などから一時、絶
滅を心配されたが地元有志の懸命な復旧作業のお陰でいまはもとの
ようになりつつあるいう。
・キンポウゲ科シラネアオイ属の多年生草本。一属一種の日本固有種。

……………………………………………………………

▼813号 「北・剱岳 点の記」

昔から「人登る能はず、人登るべからず」といわれた剱岳。明治40
年、三角測量選点のため柴崎芳太郎一行が苦労の末やっと登った山
頂。しかしそこには平安初期の行者のものと思われる錫杖の頭と鉄
刀があった。実際に三角点を設置したのは平成16年だった。
・富山県上市町と同県立山町との境。

……………………………………………………………

▼814号 「富士山頂の伝説と民俗」

富士山頂には八つのピークがあり昔は「お八めぐり」といっていま
した。明治の廃仏毀釈で仏教的な呼び方が廃止され「お鉢めぐり」
と改名。太古の昔から詩歌、紀行にあらわされ、山岳信仰のメッカ
としてあがめられてきた富士山はやはり富士山は神秘の山。いろい
ろ面白い話が残っています。

……………………………………………………………

▼815号「登山道の楽しみ・ヤマグワの味」

山道で野生のクワの実をつまみます。クワとはクワ科クワ属の総称
で、古くからある数種類が栽培品種をつくり出しているという。そ
の品種は100とも200ともいい、その他を入れると1000種は下ら
ないとか。しかしそのほとんどがヤマグワ(山桑)など数種の原種
としてつくり出されたものだという。
・クワ科クワ属の落葉高木。

……………………………………………………………

▼816号 「南ア・赤石岳と登山基地椹島」

「赤石のやまのうてなに万歳を唱ふる老も有難の世や」(大正一五
年八月七日、赤石岳絶頂を極む、九十翁大倉鶴彦)。「鶴彦」とは東
海パルプの創業者で、一代で大倉財閥を築いた大倉喜八郎の狂歌の
号。赤石岳登山口椹島ロッジにある喜八郎の記念碑から。
・静岡県静岡市葵区。

……………………………………………………………

▼817号 「石仏紀行・羅漢さんと名月(川越喜多院)」

埼玉県川越市喜多院の羅漢さんもみな表情豊かです。瞑想にふける
もの、大笑いするもの。そのなかに耳打ちしながら談笑する姿を見
つけました。きょうは中秋の名月です。木々の枝の間から時々顔を
出す満月。名月はやはり、この月の月だわな…。耳を澄ますとそん
な石像の声が聞こえました。

……………………………………………………………

▼818号 「野山のはずみ玉・ジャノヒゲ」

ジャノヒゲの丸い実は、野山のはずみ玉。果実の皮が薄く成長途中
で破れて種子が裸のまま熟す。コバルトブルーの実は果実ではなく
種子の色だという。まわりの皮をはぐと出てくる白い実はよくはず
む。ところで「蛇の鬚!」ヘビにひげがあったっけ?
・ユリ科ジャノヒゲ属の多年草

……………………………………………………………

▼819号 「北信修那羅峠・ひまわり蔵王権現」

役ノ行者が吉野金峰山で感得した蔵王権現。庶民を救う悪魔降伏の
菩薩で各地にまつられています。石仏で有名な修那羅峠にも蔵王権
現があります。口をとがらせ、右足を上げ、剣を振り上げた姿はいか
にも親しみやすい。頭上を覆う火焔がいま盛りのひまわりに見えまし
た。
・長野県筑北村と青木村との堺。

……………………………………………………………

▼820号 「丹沢尊仏・お塔岩の塔ノ岳」

かつて山頂西側に塔のような大岩があり、仏像にも似ていて尊仏岩、
お塔と呼ばれ、作物の神とされた。関東大震災の翌年に起こった余
震に北西側の大金沢にくずれ落ちたという。いまは岩の根元だけが
残り春になるとコイワザクラがびっしり花を咲かせてくれる。
・神奈川県秦野市・山北町・清川村。

 

 

 

【ひとり画展】【目次】へ
………………………………………………………………………
Top【峠と花と地蔵さんと…】のホームページへ