とよだ 時・山旅イラスト通信 【ひとり画展】(初期作品)

………………………………………………

▼このページの目次

681 奈良県・十津川村五百瀬の腰抜田
682 山の花・岩場に咲くコイワザクラ
683 中ア恵那山・足もとのウリ坊
684 山の花・海老に似た根のエビネ
685 群馬谷川岳・西黒沢白鷺滝の伝説
686 奈良県伯母ヶ岳の一本足
687 山の花・ホタルブクロ
688 北陸白山・御前峰の大雷
689 長野県入笠山のヒメタガソデソウ
690 山の花・クリンソウ

……………………………………………………………

▼681号 「奈良県・十津川村五百瀬の腰抜田」

南北朝時代、南朝・後醍醐天皇の皇子大塔宮護良親王の家来・村上
義光は、芋瀬の荘司の家来を田んぼの中に投げ飛ばし、親王の錦の
御旗を奪い返した。投げ飛ばされた家来はそのまま腰を抜かしてし
まった。以来そこを腰抜田といっているという。
・奈良県十津川村五百瀬

……………………………………………………………

▼682号 「山の花・岩場に咲くコイワザクラ」

かつて5月のゴールデンウイークには箱根・金時山でもコイワザク
ラが見られたという。しかし乱獲で激減しているというけれどいま
はどうだろうか。関東の山でも、丹沢の奥など人の滅多に入らない
岩場では紅紫色の花を見せてくれている。
・サクラソウ科サクラソウ属の小形の多年草

……………………………………………………………

▼683号「中ア恵那山・足もとのウリ坊」

恵那山の「前宮ルート」から登ったかえり、林道の真ん中で何か動
くものがいる。近づくとウリ坊だった。やっとこちらに気づき、わ
れに返ったその慌てぶりのかわいいこと。足早に立ち去ったけれど、
遠くで農家の人が現場とこちらを見比べている。きっと母イノシシ
が出てきたに違いない。
・岐阜県中津川市

……………………………………………………………

▼684号 「山の花・海老に似た根のエビネ」

海老の形に似た太く連なる根(偽球茎)が名前の由来。この根っこ
の連なりが増えるのに何年もかかると聞いたことがある。花が茶褐
色のエビネのほか、黄色の花のキエビネ、キソエビネ、ニオイエビ
ネ、タカネエビネなど日本には15種が自生するという。
・ラン科エビネ属の常緑多年草

……………………………………………………………

▼685号「群馬谷川岳・西黒沢白鷺滝の伝説」

ある晩秋、越後から蓬峠を越え、上州に向う山伏たちが道に迷った。
暗闇の滝のそばで光を放つ不思議な白鷺に出会った。白鷺は一行を
土合の里まで道案内した。山伏たちはお札を白鷺の足に結びつけ、
「この白鷺を守らせたまえ」と神仏に祈った。その滝は「白鷺の滝」
と呼ばれるようになった。
・群馬県みなかみ町

……………………………………………………………

▼686号 「奈良県伯母ヶ岳の一本足」

猟師に捕らえられた妖怪は願い出た。「人の命をとらなければ喰う
ものがありません。ハテノハツカだけは人の命を貰いたい」との希
望に、猟師は「一日くらいなら」と許してやったという。そのため
ハテノハツカ(12月20日)には山へ入ってはならぬという。
・奈良県十津川村と野迫川村との境

……………………………………………………………

▼687号 「山の花・ホタルブクロ」

ホタルブクロは漢字で書けば蛍袋。昔、子どもたちがこの花をちょ
うちんにみたて、中にホタルを入れて遊んだという。そういえば日
本各地に「チョウチンバナ」という方言があります。江戸時代の本
には釣鐘草の名で書かれているそうです。
・キキョウ科ホタルブクロ属の多年草

……………………………………………………………

▼688号 「北陸白山・御前峰の大雷」

白山山頂はガスで真っ白だった。強い風を除けて神社奥宮石垣のな
かに潜り込む。お湯を出し、暖かいゆでアズキをつくって舌鼓。池
めぐりの最中、轟音の雷鳴が1発。とたんに降り出した大粒の雨。
くわばらくわばら。次の雷におびえながらただ歩き続ける。その雨
は3日間降りっぱなしだった。
・石川県白山市岐阜県白川村との境

……………………………………………………………

▼689号 「長野県入笠山のヒメタガソデソウ」

漢字で姫誰が袖草。「色よりも香りこそあわれとおもほゆれ、誰袖
ふれし宿の梅ぞも」 (「古今集」)の歌のタガソデソウの姫型。こ
の香りは誰の袖の移り香でしょう。ファインダーを覗かせてもらう
と小さな花が恥ずかしそうに風に揺れていました。
・ナデシコ科オオヤマフスマ属の多年草

……………………………………………………………

▼690号 「山の花・クリンソウ」

クリンソウは九輪草。五重の塔の「九輪」のように花が何層にも輪
生して咲いている。思わず数えてみたくなる。「九輪草四、五輪草
でしまひけり」一茶もそうしてみたらしい。7輪くらいまではあっ
たのか七輪草の名もある。
・サクラソウ科サクラソウ属の多年草

 

 

 

【ひとり画展】【目次】へ
………………………………………………………………………
Top【峠と花と地蔵さんと…】のホームページへ