とよだ 時・山旅イラスト通信 【ひとり画展】(初期作品)

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▼このページの目次

651 山の花・岩場に咲くコイワカガミ
652 奈良吉野・奥千本の西行庵
653 山の花・ニッコウキスゲ
654 長野修那羅山の石仏・大天武命
655 奥多摩・刈寄山今熊山の行方不明探索の神
656 高山のアイドル・ミヤマキンバイ
657 奥秩父雁坂峠・オオカミと日本武尊
658 中ア南端恵那山・前宮ルートの枯れ大檜
659 福井県荒島岳・鹿の角と災いの風
660 北陸白山・ハクサンコザクラと避難小屋

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▼651号 「山の花・岩場に咲くコイワカガミ」

低山に生える大形のオオイワカガミと小形のコイワカガミがあると
いう。しかし専門的な図鑑では「俗にいうコイワカガミは高山にあ
るため全体が小ぶりになり、葉の縁のきょ歯もほとんどなくなった
だけのことで普通のイワカガミの特別な品種ではない」とあるから
ややこしい。ところでヒメイワカガミというのもあるという。
・イワウメ科イワカガミ属の常緑多年草

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▼652号 「奈良吉野・奥千本の西行庵」

俗世間を離れて吉野に庵を結び歌をたくさん残した西行。奥千本の
西行庵は屋根に雑草が生え、いかにも当時のたたずまいを彷彿とさ
せる。西行といえば妻子を捨てて出家したお人。かわいい娘を出家
の邪魔になると足蹴にしたという伝説まである。昔の人はスッゴイ
ものだ。
・奈良県吉野町

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▼653号 「山の花・ニッコウキスゲ」

ニッコウキスゲの標準和名はゼンテイカ。かつては北海道のものを
エゾゼンテイカ、本州のものをニッコウキスゲと区別していたとい
う。花は濃い橙黄色の6弁花。以前は朝咲いて夕方しぼむ1日花と
いわれていたが、実際には2日花で、朝咲いてそのまま夜を過ごし、
翌日の夕方にしぼむのだという。
・ユリ科キスゲ属(ワスレグサ属とも)の多年草

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▼654号 「長野修那羅山の石仏・大天武命」

奇抜な石仏がならぶ修那羅峠。開祖大天武命も不思議な修験者です。
江戸後期、新潟県妙高村の生まれで幼名は留次郎。9歳の時に家を
出て各地の山々で修行。豊前坊天狗や、三尺坊天狗にさまざまな法
を習得。この地に来て人々の信頼と尊敬を集め、峠の安宮神社を創
始したという。
・長野県筑北村と青木村との境

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▼655号「奥多摩・刈寄山今熊山の行方不明探索の神」

安閑天皇東行の時、妃が行方不明に。しかし神のお告げで今熊山に
祈願、妃の名前を呼んだところ発見できた。以来この山は人捜し、
行方不明者を見つけてくれる神として信仰を集めたという。以前は
時々、神隠しや人さらいでいなくなった子供の名前を呼ぶ母親の声
が聞こえてきたという。・東京都八王子市

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▼656号 「高山のアイドル・ミヤマキンバイ」

高山植物でおなじみのミヤマキンバイは、漢字で深山金梅。深山(み
やま)に生える黄色(金色)の、梅に似た花の意味だという。湿っ
た草地や雪田のまわりに群がって生え、大きな橙黄色の花が群生す
るさまに登山者も思わず立ち止まる。
・バラ科キジムシロ属の多年草

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▼657号 「奥秩父雁坂峠・オオカミと日本武尊」

その昔日本武尊が東征のおり、この峠で道に迷っていたところ白い
オオカミが現れ、いまの三峰神社の場所まで案内してくれたという。
このことにちなみオオカミは神社の一族として「お犬さま」とあが
められ、秩父周辺ではこま犬のかわりにオオカミがまつられる。
・山梨市と埼玉県秩父市との境

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▼658号 「中ア南端恵那山・前宮ルートの枯れ大檜」

前宮ルートは、最も古い登山道だったが台風の被害を受け、その後
深田久弥が「百名山」で黒井沢ルートを紹介したたため廃道同然に
なっていた。しかし2001年、地元の山岳会が整備、42年ぶりに蘇ら
せたという。途中には樹齢数百年の枯れた大ヒノキも行程の目印に
なっている。・岐阜県中津川市

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▼659号 「福井県荒島岳・鹿の角と災いの風」

古く平安初期の「延喜式」にも出てくる山。この山には仙人が住ん
でいたという。江戸中期の本に常陸房が事なりとあり、義経の家来
常陸坊海尊だとしている。この山にも雪形が出てそれを見て九頭竜
川ではアユ捕りをはじめたという。また初夏に吹く風はウンカを運
び、稲に被害をもたらすという。
・福井県大野市

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▼660号 「北陸白山・ハクサンコザクラと避難小屋」

9月、白山御前ヶ峰で突然、土砂降りの雨とドカ〜ンと雷。ずぶ濡
れのまま歩き続け避難小屋に逃げ込んだ。翌日も狂ったような雨と
雷鳴。篠突く雨と雷で人っ子ひとり通らないまる2日。このあたり、
シーズンはハクサンコザクラが群生する小桜平という所。小桜平避
難小屋だった。
・石川県白山市

 

 

 

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