とよだ 時・山旅イラスト通信 【ひとり画展】(初期作品)

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▼このページの目次

551 上 州・榛名山の天狗・満行坊
552 北 ア・槍ヶ岳のツアー登山
553 北 ア・読売新道のヘリコプター
554 奥多摩・鷹ノ巣山の熊
555 八ヶ岳・阿弥陀岳と御小屋山
556 谷川連峰・蓬峠の熊
557 南房総・「花婿街道?」
558 東 北・飯豊連峰の境界
559 東 北・早池峰山の青グモ
560 山梨県・大菩薩峠と妙見の頭

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▼551号 「上州・榛名山の天狗・満行坊」

上毛三山のひとつ榛名山はには天狗話も多くある。古書に「鼻高き
僧形の者、手に独鈷を持てる者…」という天狗・満行坊(まんぎょ
うぼう)が住むと記す。満行坊が天狗になる前は、上野国西七郡の
領主・群馬(くるまの)太郎満行(みつゆき)だとの説もある。

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▼552号 「北ア・槍ヶ岳のツアー登山」

槍ヶ岳の山頂は20も登れば超満員。直下の鉄梯子の下での行列は
「交通整理」の係まで出るしまつ。せっかく登っても、頂上の祠を
バックに記念写真を撮るのもままならず。下りもまた行列に挟まっ
て岩峰を下らなければならない。すれ違うツアーの客同士が相手の
料金を聞き合っていた。
・長野県大町市、松本市と岐阜県高山市との境

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▼553号 「北ア・読売新道のヘリコプター」

奥黒部ヒュッテから登る「読売新道」。長い急坂を登り切った時、
ヘリコプターが一機、猛スピードで大町方面へ飛び去っていった。
ちょうどそのころ前穂の岩をやっていた友人が滑落、ヘリで病院に
運ばれたが間に合わなかったとあとで聞いた。あれこそ友人を乗せ
たヘリだといまでも信じている。

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▼554号 「奥多摩・鷹ノ巣山の熊」

突然ボキッと木の折れる音がし、目の前に黒い固まりが落ちてきた。
そしてクマザサの中でこちらの様子を伺っている気配。これは熊だ。
相手も怖いに相違ない。様子を見ながら急坂を引き返した。翌日、
登ってみると大木の太い枝が折れてぶら下がっている。奥多摩には
50〜60頭の熊がいるという。
・東京都奥多摩町

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▼555号「八ヶ岳・阿弥陀岳と御小屋山」

9月中旬、行者小屋前にテントを張りっぱなしにして阿弥陀岳から
地図上の御小屋山、その先の神社と諏訪神社奥社を訪ねた。途中の
不動清水ではカモシカとにらめっこ。しかしその先の神社や諏訪奥
社はキノコ捕りをしていた地元の人に聞いても分からずじまい。詰
めの甘さをしみじみ痛感。
・長野県茅野市と原村との境

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▼556号 「谷川連峰・蓬峠の熊」

どんよりとしたガスの急坂で目の前の木が不自然に揺れている。次
の瞬間、枝葉の上に熊の顔がニューッ。真っ黒い目ン玉。その下の
オレンジ色の肌の色までくっきり。後ろの家内に小声で「バック!」。
「!」。「熊だ」。「あ、ソウ。それじゃあ、引き返そう、エッ、熊ー
ッ。」それからは、ただただ…。
・群馬県みなかみ町新潟県湯沢町との境

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▼557号 「南房総・花婿街道?」

房総の館山市九重駅から山道をたどり、梅林などの中をひらすら南
下。道標もない道ながら暖かい木洩れ日の陽だまりハイク。突然の
前がパッと広がる。青い太平洋、白浜の灯台の白さ、その手前に色
とりどりの花畑。私はこのコースを、和田町にある「花嫁街道」に
対して「花婿街道」と呼んでいる。

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▼558号 「東北・飯豊連峰の境界」

山形・福島・新潟の県境の飯豊連峰。ところが飯豊山周辺は福島県
だけに属し、先の御西岳付近は新潟県がはずれて山形・福島県境。
つまり稜線の登山道沿いは福島県山都町。ここは古くからの信仰の
山。民衆は昔から里宮のある福島県側から奥ノ院へ登っていたため
こんな形になったという。・福島県喜多方市

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▼559号 「東北・早池峰山の青グモ」

早池峰山で猟師の前に化け物があらわれて化け比べを挑んできた。
「デカすぎのお前には小さくはなれめエ」「なにおッ」。調子に乗っ
た化け物は、とうとう小虫になった。猟師はつまみ上げ、火打ち箱
に入れてふたをしてしまった。夜が明けて、なかをみると、小さな
青グモが一匹転がっていたという。
・岩手県花巻市大迫町と川井村との境

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▼560号 「山梨県・大菩薩峠と妙見の頭」

大菩薩の名前に江戸時代の地誌『甲斐国志』の文がある。妙見菩薩
を祭る社が大菩薩峠(旧峠)に2つ祭られているとある。妙見とは
北極星または北斗七星の神格化したもの。その信仰は中世以降、日
蓮宗で盛んに行われたという。旧峠の東にある妙見ノ頭は妙見岩の
ある峰の意味だという。
・山梨県甲州市と丹波山村と小菅村との境。

 

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