とよだ 時・山旅イラスト通信 【ひとり画展】(初期作品)

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▼このページの目次

501 奈良吉野・ 岩橋造りの天狗たち
502 東  北・ 早池峰山・河原坊の読経
503 南  ア・ 鳳凰三山・鳳凰は法皇か
504 足  尾・ 庚申山のコウシンソウ
505 丹  沢・ 大山石尊は布巻き大石
506 中ア・木曽駒ヶ岳で発見した馬
507 房  総・ 嶺岡浅間の天狗面
508 富士山・ 役行者の登山ルート
509 山  梨・ 四尾連湖(しびれこ)のヌシ
510 北  ア・ 白馬大池の鳥居

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▼501号 「奈良吉野・岩橋造りの天狗たち」

役ノ行者が奈良県葛城山と、大峰山の間に岩橋を建設しようと考え
ました。この工事を手伝わせようと、京都愛宕山、鞍馬山、滋賀県比
良山、長野県飯縄山、富士山、群馬県妙義山、茨城県筑波山、九州
英彦山、神奈川県丹沢大山、滋賀県と京都比叡山、熊本県肥後金峰
山、香川県白峰、静岡県秋葉山などから鬼神や天狗が呼び出されまし
た。その数21人(?)だそうです。結局、行者が島流しになり岩橋工事
は未完成に終わったという。そのメンバーは……。
・奈良県葛城市と大阪府南河内郡河南町との境

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▼502号 「東北・早池峰山・河原坊の読経」

早池峰山には「七不思議」があるという。(1天灯、(2竜灯、(3お田
植え場の早乙女の声、(4竜ヶ馬場の駒の声、(5鶏頭山の鶏の声、
(6安倍貞任の軍勢の音、(7河原坊の誦経の声の7つ。ある夏、河
原坊キャンプ場にテントを張りました。ここは「河原坊の誦経の声」の
聞こえるという場所です。アルコールを傾けながら、読経の声に聞き
耳を立ててみました。一瞬聞こえたような…。しかし、それは近くにい
るカップルの声。楽しそうな声が一段と大きくなっていきます。とうとう
七不思議もへちまもなくなってしまいました。

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▼503号 「南ア・鳳凰三山・鳳凰は法皇か」

鳳凰は法皇の意味らしく、奈良法皇が病気治療のため早川町奈良田
地区へ滞在した時、この山に登り地蔵を安置したという伝説がある。
古書に「絶頂の岩の上に黄金で鋳た三寸ばかりの衣冠をつけた像が
あって、奈良の法皇の姿だ」とある。この法皇とは孝謙女帝だとも、
女帝の寵愛をうけた弓削道鏡だともいわれている。
・山梨県韮崎市と南アルプス市、武川村との境

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▼504号 「足尾・庚申山のコウシンソウ」

庚申山に生えるコウシンソウ。日光山塊や足尾山地の固有種で、足
尾町のものは1952年(昭和27)、国の特別天然記念物に指定されて
います。この花は見かけによらずタヌキモ科の食虫植物です。花の
咲いたあと、花茎が長く延びてそりかえり、後ろの岩にふれると先
端の果実が製け種子を散らして、垂直の岩壁に生きています。

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▼505号「丹沢・大山石尊は布巻き大石」

丹沢大山の石尊大権現の本尊は文字どおり石であるという。それは
大山山頂にあるというのですがどこにあるのか見たことがありませ
ん。それもそのはず、山頂の本宮の建物の床下にあるというのです。
白布で巻かれた自然石で、宮司以外は見ることは厳禁になっている
という。

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▼506号 「中ア・木曽駒ヶ岳で発見した馬」

この山は昔から神なる馬がすむという伝説があります。江戸前期、
登山中の尾張の大目付らの目の前に大きなあし毛の馬があらわれた
というのです。首の毛や尾が地面を引きずるほど長く眼の光は鏡の
ように輝いていました。馬は人影を見ると霧の雲のなかに隠れてし
まったという。地面の蹄のあとを見ると大きさが30センチもあった
という話があります。
・長野県宮田村と同県木曽町、同県上松町との境

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▼507号 「房総・嶺岡浅間の天狗面」

房総の嶺岡山系・ピーク嶺岡浅間には、口のとがった天狗、団子
っ鼻の天狗など変わった天狗面があります。地元ではこのあたり
を石尊山と呼ぶそうです。石尊信仰には丹沢大山と富士山新五合
目小御岳石尊の2通りがあります。昔から大山参りと富士登山は
セットになっていました。ここの石尊さまは両方を意味している
のでしょうか?
・千葉県鴨川市上小原

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▼508号 「富士山・役行者の登山ルート」

伊豆大島に流された役ノ行者は、たびたび富士山頂で修行したとい
う。そのルートは小御岳から屏風岩を通り、富士山頂に登って行っ
たというもの。もうひとつは、深いガスにはばまれ山頂には行けず、
小富士まで登り、そこを山頂に見立てたというものだという説があ
るそうです。登山口は大島からの道すじにあたる須走口が有力です。

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▼509号 「山梨・四尾連湖(しびれこ)のヌシ」

四尾連湖(しびれこ)は、幽閉でかわいい天然湖。名前の響きから
女性の間で人気があります。名前は「しびれる」ほどの冷たい水の
意味だという。「神秘麗湖」の異名もあるほど神秘的で、いろいろ
な伝説を秘めています。ここのヌシは巨大な牛の怪物。雨乞いの時
は牛の頭を湖の水につけたり、頭を切り落として湖に投げ込めば必
ず雨が降るといわれています。
・山梨県市川三郷町

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▼510号 「北ア・白馬大池の鳥居」

白馬岳の北東にさざ波をたてる高山湖の白馬大池に、かつて鳥居が
建っていたという珍しい話があります。海抜2397m、周囲2キロ、
サンショウウオも生息しています。最も深い所で13.5m、日本の
高山湖のなかでも、第2位の深さだといいます。1927(昭和2)年、
白馬村森上の後藤敏氏は白馬岳に天照大神を祭り、天狗っ原に白馬
岳神社の祠を建てました。つづいて白馬大池に鳥居を建てたという
ことです。

 

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