とよだ 時・山旅イラスト通信 【ひとり画展】(初期作品)

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▼このページの目次

401 南  ア・ 蝙蝠岳のコウモリ?
402 富士山・ 火口周辺の古銭
403 北  ア・ 奧黒部・平ノ渡シ
404 北  ア・ 燕岳・燕山荘の熊騒動
405 北  ア・ 爺ヶ岳のブロッケン
406 北  ア・ 五竜岳の本名
407 紀  伊・ 葛城一言主神と古事記
408 上  州・ 上州武尊山・日本武尊像
409 北  信・ 姨捨山と今昔物語
410 北  信・ 高妻山と山伏入峰

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▼401号 「南ア・蝙蝠岳のコウモリ?」

主稜縦走路からはずれている蝙蝠岳は、訪れる人も少ないようで
す。ここは塩見岳、本谷山、三伏峠、烏帽子岳、小河内岳、板屋
岳、荒川三山の中岳、東岳、千枚岳などが見渡せる展望台です。
蝙蝠岳への道は、お花畑の中の岩礫をザクザク歩きます。山の名
は荒川三山東岳からコウモリが翼を広げているように見えるから
だといいます。
・静岡県静岡市

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▼402号 「富士山・火口周辺の古銭」

富士山の噴火口は内院と呼ばれ、江戸時代はそれは神聖な場所で
した。信仰登山の富士講の信者たちはお鉢めぐりをしながら、さ
い銭を投げるのが習慣だったといいます。これは室町時代あたり
からはじまった習慣だったそうです。この賽銭が長い年月のうち、
風で噴火口の底から吹き上がり、いまでもお鉢めぐりの登山道で
見つかることがあるそうです。
・山梨県と静岡県との境

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▼403号 「北ア・奧黒部・平ノ渡シ」

針ノ木谷は、いまは一般コースになっているようですが、山行の
当時は不明瞭なの道でした。かすかな踏みあとを見つけ、崖をへ
ずり岩を飛び移り、やっと着いた平ノ渡シ場。ちょうど渡し船の
発着時間。時間が止まっているようなこんな山奥でも、時刻表通
りに運航されているのが不思議に思えます。次々に客が乗り込み、
やがて船は島陰に隠れていきました。日本人の時間に対する感覚
に驚きました。
・富山県立山町

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▼404号 「北ア・燕岳・燕山荘の熊騒動」

手軽に登れる燕岳は家族連れで混み合います。食べ物も散らかす
ため動物が出没、「熊注意」の立て札もあります。夜中、熊が山小
屋の米びつをあさっていると大騒ぎしています。付近には十数匹
の熊がすみついているという。熊が人間の食べ物の味を覚えてし
まったのでしょうか。
・長野県安曇野市と大町市との境

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▼405号「北ア・爺ヶ岳のブロッケン」

後立山連峰の爺ヶ岳北峰・冷池テント場は山荘から離れたところ
の高台にあり、立山から剣岳方面の展望すばらしい。山小屋に届
を出してテント場に着くころ、ガスが晴れだし、急な崖の下にブ
ロッケン現象があらわれました。周りの人が急に腕を振り出しま
した。どういうわけかブロッケンがあらわれると腕を振りたくな
ります。
・長野県大町市と富山県立山町との境

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▼406号 「北ア・五竜岳の本名」

五龍岳は昔は餓鬼岳と呼んでいたといいます。明治時代に登山者
の聞き違いからお上の地形図にも五龍岳と載ってしまいました。
でも地元では餓鬼岳と昔の名前で呼びつづけています。そこでお
上は、富山県側にある2128mの無名峰を無理やり餓鬼岳と命名し
ました。それが今に残っているといいます。
・長野県大町市と富山県宇奈月町との境

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▼407号 「紀伊・葛城一言主神と古事記」

奈良県葛城山(いまの金剛山)の神は、一言で願いを聞く神とい
う一言主(ひとことぬし)の神です。この神は役ノ行者(えんの
ぎょうじゃ)に鬼として扱われたという。葛城山と吉野へつなぐ、
岩橋を造ろうとする時、行者の怒りをかった一言主は、呪術で体
を縛られ谷底に置きざりにされたという。その苦しい唸り声は、
いまだに絶えないといい、黒ヘビにされた一言主は、今では役ノ
行者を恨む心も失せてしまっているということです。
・奈良県御所市

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▼408号 「上州・上州武尊山・日本武尊像」

上州武尊(ほたか)山は「ホタカ大明神」という神さまをまつっ
ているそうです。この神さまは、北アルプスの奥穂高岳と同じ「穂
高見命・ほたかみのみこと」のことだという。日本神話の日本武
尊(やまとたける)と関係が深く沖武尊(おきほたか)というピ
ーク近くの川場武尊(かわばほたか)や、前武尊(まえほたか)
というという場所にその像があります。山麓には武尊神社もあり、
日本武尊伝説が多く残っています。
・群馬県みなかみ町と川場村との境

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▼409号 「北信・姨捨山と今昔物語」

『大和物語』や『今昔物語』にでてくる姨捨伝説は有名です。し
かし姨捨山というのは別名で、正式には冠着山というそうです。
山頂広場に冠着神社がある。神社裏にある石の祠は冠着山権現を
まつってあります。ここは天手力男命(たぢからおのみこと)が、
天の岩戸を背負ってやってきて、ずれた冠を着けなおしたところ
だという。
・長野県千曲市と筑北村との境

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▼410号 「北信・高妻山と山伏入峰」

平安初期の850年(嘉祥3)、学門行者という名の行者が飯縄山か
ら峰伝いに戸隠に移り、次第に高妻山など裏山へ入っていったと
いう。このあたりには九頭竜がすんでいて、北アルプスの剱岳を
7回半も尾で巻きつけているという伝説もあります。
・長野県戸隠村と新潟県妙高市との境

 

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