とよだ 時・山旅イラスト通信 【ひとり画展】(初期作品)

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▼このページの目次

391 北  ア・ 剱岳早月尾根・伝蔵小屋
392 上  州・ 二子山と武蔵郡村誌
393 北  ア・ 後立山連峰の北斗七星
394 那  須・ 三本槍岳の3本の槍
395 西丹沢・ 世附川・山神沢の祠
396 南  ア・ 仙丈岳(前岳)
397 御坂山・ 枯れ草のベッド
398 北  ア・ 剱早月尾根・馬場島の錫杖
399 群馬県・ 榛名山・相馬岳の石仏
400 上  越・ 平ヶ岳の虹

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▼391号 「北ア・剱岳早月尾根・伝蔵小屋」

剱岳から北西に連なる長い早月尾根があります。もう随分昔のあ
る夏、むせ返るような草いきれ、邪魔をする木の根。途中の小屋
で一泊。テント場の土が乾いていて気持ちがいい。朝、目を覚ま
し外をのぞいて声を上げました。劔岳から小窓へ続く稜線の見事
さ。深い谷の向こうに鋸の歯のような岩の連続。しばらく見とれ
てしまいました。

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▼392号 「上州・二子山と武蔵郡村誌」

西上州の二子山は西岳と東岳が「双子」のようにならんでいます。
南方にある両神山と同じように日本武尊伝説もあります。「新編武
蔵国風土記稿」に「山の形字の如く相並べり」、また「武蔵国郡村
誌」に「半腹に洞穴あり、深八間縦六間横五間・日本武尊を祭る」
とも出ています。先年訪れ日本武尊祭った洞窟などを探しました
が確認できませんでした。
・埼玉県秩父郡小鹿野町

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▼393号 「北ア・後立山連峰の北斗七星」

北アルプスを南北に走る後立山連峰は、星座の大熊座(北斗七星)
に似ています。そのひしゃくの水を汲む部分にあたるのが冷池ら
しい。ひしゃくの底にたまったような池があります。その小さな
池が冷池です。この池は、いまはとても飲めるような水ではあり
ませんが、以前は冷池山荘の大切な水場になっていたといいます。
・長野県大町市と富山県立山町との境

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▼394号 「那須・三本槍岳の3本の槍」

那須連峰の最高峰は三本槍岳(さんぼんやりだけ)です。三本槍岳とは
変わった名前ですネ。江戸時代、この山頂は、旧会津・那須・黒羽の各
藩の境になっており、3つの藩の境界だったそうです。この3つの藩は、
定期的に領地確認が行っていました。その時、各藩が山頂でそれぞれ
槍を立てて、確認作業をしたのでこんな山名が生まれたということです。
・栃木県黒磯市と福島県西白河郡西郷村との境

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▼395号「西丹沢・世附川・山神沢の祠」

神奈川県山北町の西丹沢世附川支流、山神沢の乗越にポツンと建
つトタン小屋があります。なかに16個の菊の紋章を刻んだ台座の
上に山ノ神の祠が鎮座まします。南北朝時代の争乱の時、南朝の
後醍醐天皇が奈良吉野山を脱出します。そして山北の河村城主河
村氏の案内で山北町の都夫良野の集落に都を定めたという話があ
ります。しかし、後醍醐天皇はついに世附の奥で崩御したという
伝説があります。これぞ天皇の御陵(ダイゴさま)でしょうか。
・神奈川県足柄上郡山北町

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▼396号 「南ア・仙丈岳(前岳)」

♪東や仙丈、西や駒ヶ岳(木曽駒ヶ岳)、間を流れる天竜川…と伊
那節にも歌われる仙丈ヶ岳。伊那側では仙丈ヶ岳を前岳と呼んだ
といいます。大きく見える仙丈ヶ岳も信仰の山としてにぎわう甲
斐駒ヶ岳に対してはただの前山(前岳)に過ぎなかったというこ
とです。
・長野県伊那市と山梨県南アルプス市との境

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▼397号 「御坂山・枯れ草のベッド」

御坂峠は奈良・平安時代から官道が通っていたといいます。戦国
時代には甲斐をねらう北条氏が山城を築いたという。いまも付近
に御坂城跡があると参考文献にあります。御坂山はフワフワする
枯れ草。じゅうたんの上のテント。眼下に河口湖。御坂山の一夜
は初冬の富士山が冴えていました。
・山梨県笛吹市と同県富士河口湖町との境

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▼398号 「北ア・剱早月尾根・馬場島の錫杖」

「人間登る能はず人間登るべからず」といわれた神聖な剱岳。190
7年(明治40)、三角点測量のため剱岳の登った測量官柴崎芳太郎
は、山頂で錫杖の頭を見つけてショックをうけたという。すでに
山伏たちが修行のため登っていたのです。その錫杖の頭のみやげ
品が早月尾根登山口馬場島で売っています。
・富山県中新川郡上市町

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▼399号 「群馬県・榛名山・相馬岳の石仏」

榛名湖の東方に相馬山という山がそびえています。この山は昔か
ら不思議な出来事がおこるため、かつては「総魔」とも書いたと
いう。山頂の黒髪神社(水の神さま暗?神(くらおかみ)がなま
ったもの)がまつられています。そのわきに建つ相馬大神の石像
が大いばり。かえって親しみがわいてきます。
・群馬県高崎市・渋川市・榛東村との境

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▼400号 「上越・平ヶ岳の虹」

湿原が広がる平ヶ岳山頂から見る尾瀬ヶ原。そこに続けざまに落
ちる稲妻。手前にかかる2重の虹。そのくせ真上から北側は青空
が広がっています。神々しさとはこれをいうのでしょうか。その
夜は、一晩中雷鳴が鳴り響き、ピーク下のテント場でも雷鳴がお
なかに響いていました。
・群馬県水上町と新潟県湯之谷村との境

 

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