とよだ 時・山旅イラスト通信 【ひとり画展】(初期作品)

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▼このページの目次

331 中  ア・ 空木岳・彼方のテント場
332 長野県・ 姨捨山のフキノトウ
333 群馬県・ 迦葉山の天狗面
334 東  北・ 栗駒山・満月の救助隊待ち
335 中  ア・ 宝剣岳の天狗岩
336 北  ア・ 笠ヶ岳・杓子平のお花畑
337 北  ア・ 黒部源流のクルマユリ
338 北  ア・ 裏銀座・烏帽子岳の駒草
339 新潟県・ 苗場山の苗の田んぼ
340 北  ア・ 笠ヶ岳・登山道の夫婦喧嘩

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▼331号 「中ア・空木岳・彼方のテント場」

うつぎとはウノハナのことだという。かつてここにも小さな祠が
あったそうです。木曽殿越から急登をあえぎながらやっとついた
空木岳の頂上。キャンプ場はと見ると、東側眼下のかなたにテン
トがならんでいます。あそこまで行くのか。気を取り直し立ち上
がるまでしばらく時間がかかったことがありました。
・長野県駒ヶ根市と大桑村

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▼332号 「長野県・姨捨山のフキノトウ」

「大和物語」の姥捨て伝説や「古今和歌集」にも詠われている、名
月の山としても有名な姨捨山。天の岩戸を担いできた手力男命がこ
こで冠をつけたというので冠着山ともいう。フキノトウがたくさん
生えている広場でテントを張っていたらミミズクが何のつもりか挨
拶に来た。
・長野県千曲市と筑北村の境

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▼333号 「群馬県・迦葉山の天狗面」

迦葉山弥勒寺の天狗の面は、和歌山県由良町の興国寺のものと大き
さを日本一、二を争っている。4月初旬、ことしは特に雪が多い。
中雀門をくぐって山頂をめざすが進めない。奥ノ院わきの岩場の鎖
をよじ登ると雪が凍ってカチンカチン。天狗の怒りをかう前にまず
は退散した。
・群馬県沼田市

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▼334号 「東北・栗駒山・満月の救助隊待ち」

紅葉真っ盛りの栗駒山山頂。同行者が足のくるぶしを骨折。左の足
首が腫れていて歩けないという。「緊急連絡書」に記入し、通りが
かりの登山者に警察に届けてくれるよう依頼、救助隊を要請。非常
用に張ったテントの中から見事な満月を見て救助隊の到着を待っ
た。

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▼335号「中ア・宝剣岳の天狗岩」

鋭い岩峰を屹立させる宝剣岳。西向きに天狗の面そっくりの形をし
た天狗岩がある。ふもとに人には昔から知られていたらしく、江戸
中期の『宝暦六年駒ヶ岳一覧記』にも、言い伝えの「天狗岩はこの
岩の「義」にて可有御座と察し、絵図にも相認め申候」とある。
・長野県宮田村と上松町との境

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▼336号 「北ア・笠ヶ岳・杓子平のお花畑」

急登と展望のないムシムシした坂道がつづく。樹林帯を抜けやっと
ついた杓子平。景色は一変し、チングルマ、ハクサンイチゲ、ミヤ
マキンポウゲ、ウサギギクなどが咲き乱れるお花畑。大岩のそばの
残雪の所で大休止。元気を出して笠ヶ岳へと続く稜線に登りはじめ
た。
・岐阜県高山市

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▼337号 「北ア・黒部源流のクルマユリ」

黒部源流・温泉が湧き野天風呂もある高天ヶ原。そのまっただ中を
流れる岩苔小谷は雲ノ平、水晶岳、鷲羽岳、祖父岳が分かれ岩苔乗
越へ突き上げている。一名オクノタルサワともいい、そのタルは滝
を意味するいう。沢水の湧き出す源流あたりはクルマユリが群生し
ひときわはなやかだ。
・富山県富山市

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▼338号 「北ア・裏銀座・烏帽子岳のコマクサ」

名前の通り烏帽子形をした岩峰の頂上。裏銀座コースの起点でもあ
り、江戸時代は信州側では「水のとう山」と呼んでいたという。う
だるようなブナ尾根。テント設営後烏帽子岳に向かった。岩峰上に
は鎖や針金をつかまって登る。砂礫ではコマクサが露に濡れていた。
・富山市と長野県大町市との境

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▼339号 「新潟県・苗場山の苗の田んぼ」

田んぼに苗を植えたように、湿地植物が生えている苗場山の山頂。
そんな稲田がたくさんならんでいるよう。苗場山とはよくいったも
の。秋には穂をつけ、蛙やイナゴまで出るといい「常の田にかはる
事なし」と鈴木牧之が「北越雪譜」に書いている。・新潟県津南町
と湯沢町と長野県栄村との境。

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▼340号 「北ア・笠ヶ岳・登山道の夫婦喧嘩」

特別な急な登り道・笠新道。入り口で休んでいる熟年のご夫婦。「オ
レはもう帰るッ!」男性が年甲斐もなく怒鳴る。疲れると誰もが機
嫌が悪くなる。ご主人は石に座り込んだ。「自分だけ勝手なことい
って!」と奥さん。こうして夫婦げんかがはじまった。気がつかな
い振りして先を急ぎた。
・岐阜県高山市

 

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