とよだ 時 「山の伝承伝説」民俗画
山旅イラスト通信【ひとり画展】

▼711号 「山の植物・ツルリンドウの赤い実」

【概略】
山中で見つける赤く熟したツルリンドウの実。つるは線のように細
長くのび、他の低い草木にからまって生長、左巻きに巻きつく。か
らまるものがないと自分の葉に巻きついたりする。疲労回復、滋養
強壮、風邪にもよいという。
・リンドウ科ツルリンドウ属の多年生つる草

▼711号 「山の植物・ツルリンドウの赤い実」

【本文】
山中の林のふちなどで赤く熟したツルリンドウの実を見つけます。
長さ2センチくらいの液果で、楕円状の球形。日本のリンドウ科植
物のなかで液果をつけるただ一つのものとか。

夏、紫の淡い色で咲いていた花と比べ、なんとも目立つ色です。果
実のもとには枯れた花冠が残り、高い襟から頭を出したピエロのよ
うでもあります。その先端に花柱が残っています。

ツルリンドウのつるは線のように細長くのび、他の低い草木にから
まって生長、左巻きに巻きつきます。からまるものがないと自分の
葉に巻きついたりします。

長さ40〜80センチ。葉は先はとがりもとは丸く、対生(枝や茎から
向かい合ってつく)していて、表面に3本の脈がはっきり見えます。

この果実で果実酒を作ります。1ヶ月で淡いピンクがかってきます。
中身は1年で取り出します。疲労回復、滋養強壮、風邪にもよいと
いいます。

なお某図鑑には食べられるとありますが、ほかの図鑑6、7種を確
認しましたが見あたらず、さすがに試食する気になりませんでした。

【データ】
・リンドウ科ツルリンドウ属の多年生つる草
・【花言葉】:悲しんでいるときのあなたが好き(白:的確)(紫:
正義)

【参考】
・「植物の世界・1」(朝日新聞社)1996年(平成8)
・「日本大百科全書・15」(小学館)1987年(昭和62)
・「世界の植物・2」(朝日新聞社)1975年(昭和50)
・「牧野新日本植物図鑑」牧野富太郎(北隆館)1974年(昭和49)

山と田園の画文ライター
イラストレーター・漫画家
【とよた 時】

 

 

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