とよだ 時 「山の伝承伝説」民俗画
山旅イラスト通信【ひとり画展】

▼581号「北ア・槍ヶ岳周辺ハクサンイチゲ」

【概略】
高山植物のハクサンイチゲは、加賀白山にちなむ名。花柄の先端に
一花(イチゲ)咲かせる。新穂高温泉から入り槍平小屋泊まり。翌
日飛騨沢添いを登る。瓦礫の歩きづらいジグザグ道をひたすら登る。
いい加減嫌になるころ現れた一面のお花畑。群落した花々の「話し
声」がにぎやかだった。
・岐阜県高山市

▼581号「北ア・槍ヶ岳周辺ハクサンイチゲ」

【本文】
高山植物のひとつハクサンイチゲは、加賀白山にちなむ名前だそう
です。茎の高さ40センチくらいで、5枚の白い花弁に見えるのはガ
クで、この花には花びらはないそうです。

夏、茎葉の中心から数本の花柄を出して、先端に花をひとつ咲かせ
ます。花柄が短いのでちょっと目にはイチゲ(一花)には見えませ
ん。

この花はイチリンソウの仲間だという。たしかに短いとはいえ、花
柄の先端に一花(イチゲ)咲かせています。

2002年(平成14)は早い梅雨明けでした。岐阜県高山駅から新穂高
温泉に入り、右俣谷沿いに歩きその日は槍平小屋テント場に泊まり
ました。

翌日飛騨沢と名前が変わった沢添いを槍ヶ岳に登ります。太陽がジ
リジリと暑い。森林限界を過ぎ瓦礫の歩きづらいジグザグ道をひた
すら登ります。千丈沢乗越分岐も過ぎています。

遠く空中に目的地飛騨乗越が見えますが一向に近づく気配がないよ
うに感じます。いい加減、嫌になるころあたり一面のお花畑があら
われました。

見上げれば槍ヶ岳に小槍がへばりついています。左側、小高い丘の
ような西鎌尾根登山道を双六小屋からきた登山の姿がのぞめます。
群落したハクサンイチゲの話し声がにぎやかでした。

・【データ】
【所在地】
・岐阜県高山市上宝町(旧岐阜県吉城郡上宝村)。JR高山本線高
山駅からバス、新穂高温泉、さらに歩いて8時間で飛騨沢源頭。付
近に何もなし。地形図上には飛騨沢の文字以外なにも記載なし。千
丈沢乗越への分岐あり。付近に何も記載なし。

【位置】(国土地理院「電子国土ポータルWebシステム」から検索)
・【飛騨沢源頭】緯度経度:北緯36度20分20.42秒、東経137度38分0
7.7秒

【地図】
・2万5千分の1地形図「槍ヶ岳(高山)」

【山行】
・第2日:2002年(平成14)7月24日(水・晴れ)北ア飛騨沢探訪
:2002年(平成14)7月23日(火)〜31日(水)「新宿バスターミ
ナル・新穂高温泉・槍ヶ岳・双六岳・新穂高温泉・ロープウエイ・
西穂高岳・焼岳・上高地・徳沢・蝶ヶ岳・三ツ股・キャンプ場・穂
高駅・松本駅・高尾駅」:「北アルプス縦走」渡辺・滝口さんと同行
・上高地から単独行

【参考】
「牧野新日本植物図鑑」牧野富太郎(北隆館)1974年(昭和49)

山と田園の画文ライター
イラストレーター・漫画家
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