とよだ 時 「山の伝承伝説」民俗画
山旅イラスト通信【ひとり画展】

▼481号 「越後・平ヶ岳のタマゴ石」

【概略】
平ヶ岳の名物玉子石。「玉子石と土台の岩はひと続きの花崗岩で風
化で上の部分の芯が丸く残ったもの」と説明板にある。一晩中雷で、
雷鳴がおなかに響く。もしかして玉子石に落雷し、怪獣の子でも生
まれないかと心配をしだすのは人気のない大自然の中だからかも。
・新潟県湯之谷村と群馬県水上町との境

▼481号 「越後・平ヶ岳のタマゴ石」

【本文】
群馬県と新潟県の境にある平ヶ岳(2141m)は、その名のように山
が平らで360度の展望で、湿原地帯が続き、高山植物の宝庫になっ
ています。

ここに降った雨は、南側に落ちれば奥利根湖へ流れて利根川から太
平洋へ、北側に落ちれば只見川をへて、日本海にそそぎます。

木道の上を進んでいくと、尾瀬方面の燧ヶ岳の眺めがめだってきま
す。交通の不便さもあってかえってそれが魅力につながるのか人気
抜群の山です。

山上の木道を姫ノ池から西に進むとタマゴ石という奇岩があらわれ
ます。まるで誰かが彫ったような丸い石が台に乗っています。

「玉子石と土台の岩はひと続きの花崗岩で、節理(割れ目)にそっ
て風化が進み、上の部分の芯が丸く残ったもの。落ちる危険がある
ため登ったり、近づいたりしないで下さい」と説明板にあります。

まさに自然の造形なのです。その夜は一晩中雷で、ピーク下のテン
ト場でも雷鳴がおなかに響く。

もしかして玉子石に落雷し、そのショックで、怪獣の子でも生まれ
はしないかとつまらぬ心配をしだすのは人の気配が全くしない大自
然の中なのだからかも知れません。

▼【データ】
【山名】ひらがたけ
・【異名、由来】:塗桶岳

【所在地】
・群馬県利根郡みなかみ町(旧利根郡水上町)と新潟県魚沼市旧湯
之谷村各地区名(旧北魚沼郡湯之谷村)との境。上越線石打駅の東
33キロ。JR上越線小出駅からバス・奥只見ダムから船・尾瀬口か
ら7時間50分で平ヶ岳。二等三角点(2139.6m)と写真測量による
標高点(2141m・標石はない)がある。地形図に山名と三角点の標
高、標高点の標高と湿地記号の記載あり。

【名山】
・深田久弥選定「日本百名山」(第26番選定):日本二百名山、日
本三百名山にも含まれる。
・岩崎元郎選定「新日本百名山」(第38 番選定・新潟県)
・群馬県選定「ぐんま百名山」(第85番選定)
・田中澄江選定(1981年)「花の百名山」(選定外)
・田中澄江選定(1995年)「新・花の百名山」(第34 番選定)

【位置】
・【標高点】緯度経度:北緯37度00分07.57秒、東経139度10分15.11
秒(国土地理院「電子国土ポータルWebシステム」から検索)

・【二等三角点】緯度経度:北緯北緯37度00分11.35秒、東経139度1
0分19.84秒(電子国土ポータルWebシステムから検索)

【基準点の詳細】
・基準点(三角点):(基準点コード:TR25539410401)(点名:平岳)
(冠字選点番号:登 14)(種別等級:二等三角点)(成果状態:
正常)(測地系:世界測地系)(緯度経度:緯度 37°00′11.2244、
経度 139°10′19.9817)(標高:2139.59m)(現況状態:正常 200
20601)(所在地:新潟県魚沼市大字宇津野字中ノ又沢853−1)
(点の記図:閲覧可)。(国土地理院「基準点成果等閲覧サービス」
から検索)

【地図】
・2万5千分の1地形図「平ヶ岳(日光)」or「尾瀬ヶ原(日光)」(2
図葉名と重なる)。5万分の1地形図「日光−八海山」

【山行】
・第3日目:1997年(平成9)7月21日(月・晴れ)平ヶ岳探訪:
1997年(平成9)7月19日(土)〜22(火)「上野駅・沼田駅・大清
水・三平峠・尾瀬沼・尾瀬ヶ原・三条の滝・平ヶ岳・奥只見ダム・
銀山平・小出駅・越後湯沢駅・上野駅」:「尾瀬から平ヶ岳山行時探
訪」家内と同行

【とよだ 時】 山と田園風物漫画
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 (主に画文著作で活動)
【ゆ-もぁ-と】事務所
山のはがき画の会

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山旅イラスト【ひとり画通信】
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