とよだ 時 「山の伝承伝説」民俗画
山旅イラスト通信【ひとり画展】

▼453号 「丹沢・護摩屋敷橋の名水」

【概略】
ミネラルが豊富な丹沢の名水。ドライブの家族連れが水筒に水を詰
めています。飲食店主などもわざわざ水を汲みに来ています。護摩
屋敷跡は昔、八菅修験院の山伏たちが身を清め護摩を焚いて修行を
したところだという。
・神奈川県秦野市

▼453号「丹沢・護摩屋敷橋の名水」

【本文】
神奈川県丹沢でおなじみのヤビツ峠。バスの終点の峠から車道を北
西に進むと、富士見橋先に全国名水百選に指定された「湧水丹沢の
水」があります。

そばを宮ヶ瀬−秦野間の道路が走っていることもあって、休日など
はドライブに来た家族連れが、水筒やポリタンクを持って水をつめ
るのに行列する姿が見られます。飲食店主なども遠くからわざわざ
水を汲みに来ています。

ここは「護摩屋敷橋」というところ。付近に護摩屋敷跡があり、そ
の名前のように昔、八菅山修験院浄実院の山伏たちが身を清め、護
摩をたいて修行したところだいいます。

この水は近くの富士見山荘の先代石田海蔵という人が開発したもの
を、いまは「丹沢の水を守る会」によって管理されているそうです。

丹沢の山地と、渋沢丘陵にはさまれた秦野盆地は丹沢から流れ出し
た土砂が埋まり、砂礫層が厚くなっていて、降った雨の大半が地下
水になり、ミネラル分をたくさん含んだ湧き水になってあちこちか
ら湧出しています。

これらの水は1985年(昭和60)、環境庁の調査検討会が判定する「全
国名水百選」に選定され、地酒やミネラルウォーターに利用されて
います。

▼護摩屋敷【データ】
【所在地】
・神奈川県秦野市。小田急秦野駅からバス、ヤビツ峠、歩いて30分で護
摩屋敷の名水。そのほか付近に何もなし。地形図上には地名のみ記
載。護摩屋敷の名水より南方向直線約110mに富士見山荘がある。

【位置】
・【護摩屋敷】緯度経度:北緯35度25分54.63秒、東経139度12
分32.72秒(国土地理院「電子国土ポータルWebシステム」から検
索)

【地図】
・2万5千分の1地形図「大山(東京)」(別の図葉名と重ならず)

【山行】
・日帰り:1984年(昭和59)11月11日(日)丹沢護摩屋敷探訪:新
宿駅・大秦野・ヤビツ・二の塔・三の塔・烏尾山・新大日・木ノ又
大日・塔ノ岳・花立・水無分岐・堀山の家・見晴茶屋・大倉」「丹
沢・表尾根」

山と田園の画文ライター
イラストレーター・漫画家
【とよた 時】

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山旅イラスト【ひとり画通信】
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