とよだ 時 「山の伝説伝承」民俗画
山旅イラスト通信【ひとり画展】

▼287号 「箱根・明神ヶ岳のヤマボウシ」

【概略】
小雨けぶる箱根の山々。雨具もかなりぬれている。明神岳に別れを
告げ、金時山に向かう。坂道を下る前方にヤマボウシが赤く熟して
いる。オレンジ色の肉質の実は、甘酸っぱくおいしい食べごろ。野
猿たちのために残しておこう。
・神奈川県南足柄市と箱根町との境

▼287号 「箱根・明神ヶ岳のヤマボウシ」

大天狗、小天狗、天狗の赤い下駄でおなじみの神奈川県箱根最乗寺。
天にそびえる杉の古木の中を箱根の山に登りはじめます。

雨の中、リフトの残骸を過ぎ神明水・明神水の水場を過ぎると明神
ヶ岳(1169m)の肩に出ました。左方向に明星ヶ岳への道がつづい
ています。

明神ヶ岳は箱根側からの呼び方で、山頂に明神が祀られているから
だという。また明星ヶ岳と同じに、宵の明星にちなんだ山名ともい
う。

東の小田原市側からは、南足柄市狩野の西にそびえるので狩野山と
呼ぶという。一方、南足柄市塚原では西方にあたり、当地の名をつ
け塚原山と呼ぶという。

最乗寺の天狗が南東の明星ヶ岳にすむといわれることもあってか、
明星ヶ岳は天狗のたまり場という伝説もあります。裸地の明神ヶ岳
山頂は晴れていれば富士山から金時山、駒ヶ岳、丹沢など360度の
展望がきくところ。

小雨けぶる明神岳に別れを告げ、金時山に向かいます。坂道を下る
前方にヤマボウシが赤く熟しています。オレンジ色の肉質の実は甘
酸っぱくおいしい食べごろ。採りたいけれど雨の中薮の向こう側で
はちと難儀。野猿たちの餌に残しておこう。

▼【データ】
【山名・地名】
・【異名、由来】:・明神ヶ岳(みょうじんがたけ)山頂に旅の安全
を願った明神を祭ってあるところから・狩野山・塚原山

【所在地】
・神奈川県南足柄市と神奈川県足柄下郡箱根町との境。箱根登山鉄
道強羅駅の北3キロ。伊豆箱根鉄道大雄山線大雄山駅からバス、道
了尊下車2時間30分で明神ヶ岳(標高1169.1m)。三等三角点(116
9.1m)がある。地形図に山名と三角点の標高の記載あり。付近に
何も記載なし。

【位置】
・三角点:【緯度経度】北緯35度16分46.15秒、東経139度03分08.92
秒(電子国土ポータルWebシステムから検索)

【基準点の詳細】
・基準点(三角点):(基準点コード:TR35239703401)(点名:明神
ケ岳)(冠字選点番号:記載なし)(種別等級:三等三角点)(成果
状態:正常)(測地系:世界測地系)(緯度経度:緯度 35°16′46.
023、経度 139°03′08.9765)(標高:1169.06m)(現況状態:不
明 20070731)(所在地:記載なし)(点の記図:×)。(国土地理院
「基準点成果等閲覧サービス」から検索)

【点の記】
・閲覧不可

【地図】
・2万5千分の1地形図「関本(横須賀)」。5万分の1地形図「横
須賀−小田原」

【山行】箱根道了尊・明神ヶ岳・金時山山行
・日帰り:1991年(平成3)9月16日(月・雨)探訪:1991年(平成3)
9月16日(月・雨):家内と同行

【参考】
・「角川日本地名大辞典14・神奈川県」伊倉退蔵ほか編(角川書店)
1984年(昭和59)
・「新日本山岳誌」日本山岳会(ナカニシヤ出版)2005年(平成17)
・「日本山岳ルーツ大辞典」村石利夫(竹書房)1997年(平成9)

【とよだ 時】 山と田園風物漫画
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 (主に画文著作で活動)
【ゆ-もぁ-と】事務所
山のはがき画の会

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山旅イラスト【ひとり画通信】
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