とよだ 時 「山の伝承伝説」民俗画
山旅イラスト通信【ひとり画展】

▼250号 「北ア・剱岳内蔵助平のクロマメノキ」

【概略】
峻険な裏剱の岩峰を映す仙人池をバックにカメラにおさまり、黒部
ダムを目指した。途中の内蔵助平で見つけた高山植物のクロマメノ
キの熟した実。甘酸っぱい味を口いっぱいにほおばりながら、着い
た黒部川の冷たい水に足を冷やしたっけ。
・富山県立山町

▼250号 「北ア・剱岳内蔵助平のクロマメノキ」

【本文】

これは名古屋大学水圏科学研究所の樋口敬二教授のグループが調査
し、穴の底から氷詰の木片や葉片を採取、年代を測定したところ
1700年前の植物片と分かりビックリ。1988(昭和63)年に日本最
古の氷と認定されたそうです。

さらには1999(平成11)年に、その近くの砂礫地下から永久凍土
も発見されたと、国立極地研究所の福井幸太郎氏の報告があるそう
です。これは冬期に南西の季節風が強く、尾根の東側に多量の雪が
吹き留まることによるからだということです(「富山県山名録」)。

内蔵助平は内蔵助谷の流れを水場として利用でき、テントも張れる
平地もあります。両脇の茂みの中に見つけた黒く熟したクロマメノ
キの実。つまんで食べると甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。
手のひらイッパイにつかみ取り、ほおばりながら着いた黒部川。冷
たい水に足を思いっきり冷やしたっけ。

▼内蔵助平【データ】
【所在地】
・富山県中新川郡立山町。JR大糸線信濃大町下車、バスで扇沢か
ら黒部ダム、さらに歩いて3時間あまりで内蔵助平。地形図に内蔵
助平の文字のみ記載。

【位置】
・内蔵助平:北緯36度35分35.21秒、東経137度39分18.44秒

【地図】
・2万5千分の1地形図:「十字峡(高山)」

【山行】剱岳から小窓、仙人池、内蔵助平、黒部ダム山行
・第4日目:1987年(昭和62)9月15日(火・晴れ):1987年(昭
和62)9月12日(土)〜9月15日(火)「上野駅、立山駅、室堂、雄山、
剣沢小屋、剱岳、三ノ窓、小窓、池の平山、仙人池、二股、真砂沢
山荘前、ハシゴ谷乗越、内蔵助出合、下の廊下出合、黒部ダム、扇
沢、大糸線信濃大町駅、松本駅、新宿駅」

【参考】
・「角川日本地名大辞典16・富山県」坂井誠一ほか編(角川書店)1
979年(昭和54)
・「コンサイス日本山名辞典」(三省堂)1979年(昭和54)
・「富山県山名録」橋本廣ほか(桂書房)2001年(平成13)

山岳漫画・ゆ-もぁイラスト・画文ライター
【とよだ 時】ゆ-もぁ-と事務所

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