とよた 時・山岳ゆ-もぁ画
山旅漫歩゚【ひとり画通信】

▼198号 「丹沢・檜洞丸のホコラ」

【概略】
檜洞丸山頂にある寒田神社の石祠。そもそもここには山伏が建てた
ものか、祠がひとつあったという。いつの時代か山頂清掃の時偶然
見つけた朽ちた木祠を発見。昭和47年いまの石祠に建てかえたとい
う。大山祇神(山の神)を主祭神に猿田彦神、大己貴神をまつる。
・神奈川県山北町と相模原市の境

198号 「丹沢・檜洞丸のホコラ」

西丹沢にどっしりとした檜洞丸。山頂には石の祠があって、さい銭
や日本酒のワンカップが供えられています。中には石仏のような穏
やかな石神が鎮座し、大山祗神を主祭神に猿田彦神、大己貴神を祀
ってあります。

そもそもここには山伏が建てたものか、祠がひとつあったという。
いつの時代か山頂清掃の時、偶然に朽ちたその祠が発見されて改築
されました。

その後、毎年5月の最終日曜日に行われる、西丹沢の開山祭の安全
登山の祈願場所として、1972(昭和47)年にいまの祠を建立。

かつては開山祭は檜洞丸の山頂で開催され、松田総領にある寒田神
社の宮司が登山、祠の前で祝詞をあげていました。そのため、この
祠の裏に寒田神社の銘が彫ってはあります。

しかし寒田神社の奥ノ院ではないという。開山祭の儀式はいまはバ
スの終点で、登山口でもある西丹沢自然教室の前で行っています。

この祠の主祭神・大山祇神は、各地の神道の山の神の総元締め。大
きな山に住(祇)む神の意で、富士山に祭られる木花開耶姫の父親
にあたります。

▼【データ】
【山名】
・檜洞(洞は沢の意)の奥にそびえているから檜洞丸。北側の神ノ
川方面では青ヶ岳または彦右衛門の頭と呼ぶ。神ノ川はカモシカが
多く、カモシカのことをアオといい、青ヶ岳はそこからきている。
南側の中川方面では本棚裏と呼ぶ。

【所在地】
・神奈川県足柄上郡山北町と神奈川県相模原市(旧津久井郡津久井
町)の境。御殿場線山北駅の北13キロ。小田急新松田駅からバス・
西丹沢から歩いて3時間で檜洞丸。山頂最高ピークより北西に写真
測量による標高点(1151m)がある。地形図に山名と標高点の標高
・青ヶ岳山荘の記載あり。

【位置】
・【檜洞丸最高点ピーク】緯度経度:北緯35度28分44.02秒、東経1
39度6分9.85秒(国土地理院「電子国土ポータルWebシステム」か
ら検索)

・【標高点】緯度経度:北緯35度28分47.9秒、東経139度6分4.7
秒(国土地理院「電子国土ポータルWebシステム」から検索)

【地図】
・2万5千分の1地形図「中川(東京)」(国土地理院「地図閲覧サ
ービス」から検索)

【山行】丹沢・山神峠〜檜洞丸縦走
・第1日目:1985年(昭和60)4月2日(火・快晴)檜洞丸探訪:
1985年(昭和60)4月2日(火・快晴)〜3日(水・ガス)「新松
田駅・玄倉・塔ノ平・山神峠・河原・雨山橋・ユーシンロッジ・ド
ンガクの頭・檜洞丸・蛭ヶ岳・姫次・青野原・藤野駅」:息子の専
と同行

【参考】
・「イラスト丹沢・山ものがたり」とよた 時(山と渓谷社)1991年
(平成3)
・「角川日本地名大辞典14・神奈川県」伊倉退蔵ほか編(角川書店)
1984年(昭和59)
・「かながわの山」植木知司(神奈川合同出版)1981年(昭和56)
・「新日本山岳誌」日本山岳会(ナカニシヤ出版)2005年(平成17)
・「尊仏2号」栗原祥・山田邦昭ほか(さがみの会)1989年(平成
1)

山と田園の画文ライター
イラストレーター・漫画家
【とよた 時】

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