とよだ 時 「山の伝承伝説」民俗画
山旅イラスト通信【ひとり画展】

▼191号「奥多摩・御岳山奥ノ院日本武尊伝説」

【概略】
御岳山の御岳神社社伝によれば、創建は崇神天皇の時代(前97〜前
30年)という。その後日本武尊が白狼の案内で無事ここに訪れて陣
を張り、奥ノ院峰の岩倉に武具を納めたと伝える。そんなことから
御岳神社ノ院峰山頂下には、日本武尊をまつる男具那社が建ってい
る。
・東京都奥多摩町

▼191号 「奥多摩・御岳山奥ノ院日本武尊伝説」

東京都の山岳地帯奥多摩。その御岳山にある武蔵御岳神社は、鹿の
肩の骨を火で焼いて、その年の豊作を占うという「太占(ふとまに)」
の神である櫛真智命(くしまちのみこと)を主神としています。

また大己貴命(おおなむちのみこと)=大国主命と、その片腕とな
って国土の経営にあたったと日本神話に書かれている、少彦名命(す
くなひこなのみこと)の三神をまつります。

社伝によれば、創建は崇神天皇の時代(前97〜前30年)というから
モノスゴイ。その後日本武尊が白狼の案内で無事ここに訪れて陣を
張り、奥之院峰の岩倉に武具を納めたと伝えます。

そんなことから御岳神社奥之院峰山頂下には、日本武尊をまつる男
具那社(おぐなしゃ)が建っています。

日本武尊といえば、走水(はしりみず)の海(浦賀水道)で身を投
げた弟橘姫(おとたちばなひめ)を連想します。

御岳神社左下の道をとり天狗の腰掛け杉わきから右へ登り、奥ノ院
へ向かう途中にある橘姫の碑は、それにちなんだ石碑です。奥の院
峰はいまも訪れる人が少なく静かです。

▼【データ】
【山名】
・奈良吉野の金峰山にならい蔵王権現をまつり、「御岳」といった
のをその下に山をつけて御岳山。

【所在地】
・東京都西多摩郡奥多摩町。JR青梅線御岳駅からバス・ケーブル
御岳山から歩いて1時間半で御岳山奥ノ院ピーク。写真測量による
標高点(1077m)。地形図に標高点の標高のみ記載あり。標高点よ
り北東方向59mに奥ノ院がある。

【ご利益】
・【武蔵御獄神社奥ノ院】:火難・盗難退除

【位置】
・【標高点】緯度経度:北緯35度46分47.1秒、東経139度08分
30.29秒(国土地理院「電子国土ポータルWebシステム」から検索)

【地図】
・2万5千分の1地形図「武蔵御岳(東京)」(国土地理院「地図閲
覧サービス」から検索)

【山行】
・日帰り:1991年(平成3)8月30日(金・くもりのち晴)御岳山
奥ノ院探訪:1991年(平成3)8月30日(金)「奥多摩御岳山」山行
時探訪

【参考】
・「天狗の研究」知切光歳(大陸書房)1975年(昭和50)
・「図聚天狗列伝・東日本編」知切光歳(三樹書房)1977年(昭和5
2)

山と田園の画文ライター
イラストレーター・漫画家
【とよた 時】

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