とよだ 時 「山の伝承伝説」民俗画
山旅イラスト通信【ひとり画展】

▼032号「北八ツ・縞枯山荘前の石仏」

【前文】
縞枯山荘玄関前に鎮座する石仏一体。風化して何の石仏化一切不明。
かつて学生の一行が通り過ぎた。「素通りすると足を痛めるぞ」と
おどかしたら中の1人がホントに捻挫。リーダーがとんできてさい
銭あげて拝んでいったという。ウソかマコトか小屋番の大将が話していた。
・長野県茅野市

▼032号「北八ツ・縞枯山荘前の石仏」

【本文】
樹木が枯れて縞模様になり、ふもとから山頂に向かって次々に移動
していく不思議な現象の長野県北八ヶ岳・縞枯山。その縞枯山の登
山口、ピラタスロープウェー山頂駅から木道を歩き、坪庭からほど
ないところに縞枯山荘があります。

玄関前の大きな木の株の上には石仏が一体鎮座まします。「○面山
大権現」という字のほかは、石が風化して何の石仏か、建立時期や
建てた人の名前もはっきりしません。

かつて石仏ブームの時、売ると高い値がつくというのであちこちで
盗難が相つぎ、見かねた山荘の主人が裏の三ッ岳から運んできたも
のといいます。

この石仏についてはいろいろ不思議なことおこるという。そのひと
つ、2、3年前、山岳部の学生たちのパーティーが石仏の前を通り
かかった。

あまり知らんぷりして通り過ぎていくので「素通りすると足を痛め
るぞ」とおどかしました。すると10mも行かぬうち、メンバーの1
人がホントに捻挫。

あわてたリーダーがとんできてさい銭あげて拝んでいったという。
ウソかマコトか小屋番の大将が話していました。もう遠い昔のお話
になりました。

▼【データ】
【山名】・南面山麓のシラベやコメツガの立ち枯れが白い横縞状に
見える現象に由来。

【所在地】
・長野県茅野市と佐久市との境。中央本線諏訪駅の北北東20キロ。
JR中央本線茅野駅からバス、ピラタスロープウエイ山頂駅から15
分で縞枯山荘。地形図に縞枯山荘の文字の記載あり。

【位置】
・縞枯山荘:北緯36度4分48.24秒、東経138度19分46.86秒

【地図】
・2万5千分の1地形図「蓼科(長野)」or「蓼科山(長野)」(2図
葉名と重なる)

【山行】北八ツ岳縦走・飯森山
・第2日:1979年(昭和54)7月31日(火・晴れ)北八つ縞枯山荘
探訪:1979年(昭和54))7月30日(月)〜8月3日(金)「新宿駅・
茅野駅・竜源橋・大河原峠・双子池・横岳・坪庭・縞枯山・茶臼山
・麦草峠・白駒池・高見石小屋・中山峠・黒百合平・稲子湯・小海
駅・野辺山駅・飯森山・小淵沢駅・新宿駅」:ファミリー山行

山と田園の画文ライター
イラストレーター・漫画家
【とよだ 時】

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山旅イラスト【ひとり画通信】
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