とよだ 時 「山の伝承伝説」民俗画
山旅イラスト通信【ひとり画展】

▼008号 丹沢・表尾根烏尾尾根の石仏

丹沢表尾根から水無川にのびる烏尾尾根。ある夏の日曜日、小学
2年の息子と尾根を登ると石仏が木立のなかにたたずんでいます。
文字は風化して読みとれません。さっきいっしょだった学生たち
が新茅の沢を登ってきて息子に次々と声をかけながらかけおりて
いきました。

【本文】

首都圏から近く、明るい丹沢の表尾根は丹沢山塊の入門コースと
て人気バツグン。子どもからご老人まで、いつもにぎやかです。
その途中の烏尾山から水無川にのびる烏尾尾根途中に、コケむし
た石仏があります。

もうン10年も前のある夏の日曜日、小学2年生の息子を連れて新
茅ノ沢を沢登りしようと出かけました。暑い日、水無林道はジリ
ジリと太陽が照りつけていました。

林道から新茅ノ沢にはいるとウソのような涼しさ。息子は最初の
滝で水遊びで夢中です。一向に気分が盛り上がってきません。ま
だ沢登りはちょっと無理か。

妻と相談し、烏尾尾根を登ることにしました。途中、石仏がうす
暗い木立のなかにひっそりとたたずんでいました。聞こえるのは
沢の音と鳥の声。かなり古いものか彫ってある文字が風化して読
みとれません。

かがみ込んでスケッチしていたら、さっき水無川林道でいっしょ
だった学生のパーティーが新茅の沢を登って降りてきました。そ
して小学2年生の息子に次々と声をかけながら、尾根をかけおり
ていきました。

▼【データ】
【所在地】
・神奈川県秦野市。小田急小田原線秦野駅の北北西8キロ。小田
急秦野駅からバス、ヤビツ峠から歩いて40分で旧ヤビツ峠。また
2時間30分で烏尾山。標高点(1136m)がある。地形図に山名と標
高、鳥尾山荘の記載あり。

【位置】
・標高点:経緯度:北緯35度26分23.12秒、東経139度11分6.41秒

【地図】
・2万5千分の1地形図「大山(東京)」

【山行】丹沢水無川烏尾尾根
・(日帰り):1979年(昭和54)6月10日(日・くもり時々晴れ)丹
沢烏尾山探訪:「新宿駅・渋沢駅・大倉・新萱橋・烏尾山・三ノ塔
・二ノ塔・富士見橋・ヤビツ峠・大秦野駅・新宿駅」:ファミリー
山行

【参考】
・なし

山岳漫画・ゆ-もぁイラスト・画文ライター
【とよだ 時】ゆ-もぁ-と事務所

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山旅イラスト【ひとり画通信】
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