『新・丹沢山ものがたり』CD本(加筆版)
第10章「臼ヶ岳−檜洞丸」

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▼03檜洞丸のマルバダケブキ

【略文】
木道の上を檜洞丸山頂へ。木道の下に山の植物を育成している囲い
がある。ここはもともとバイケイソウやマルバダケブキの群落が目
を楽しませてくれるところ。どうも見るところマルバダケブキがバ
イケイソウに押され気味。がんばれ、マルバダケブキ。
・神奈川県山北町と相模原市

▼03檜洞丸のマルバダケブキ

【本文】
神奈川・山梨両県にまたがる丹沢山塊の中央部に桧洞丸(ひのきぼ
らまる・1601m)という山があります。


山頂は広場になっていて直下に青ヶ岳山荘があります。山は全体に
ブナの原生林におおわれ展望がきかないのが惜しまれます。


初夏、西丹沢バス終点で降りゴーラ沢出合から尾根にとりつきます。
アップダウンをいくつも繰り返し、クマザサの中を歩き続け、シロ
ヤシオツツジを見ながら、テシロノ頭からの尾根に出ます。


木道の上を檜洞丸山頂へ。木道の下に山の植物を育成している囲い
があります。ここはもともとバイケイソウやマルバダケブキの群落
が目を楽しませてくれるところ。


どうも見るところマルバダケブキがバイケイソウに押され気味で
す。マルバダケブキは文字通り、丸くて大きなフキに似た葉。それ
が山岳に生えているので丸葉岳蕗(マルバタケブキ)とはよくつけ
た名前です。


深山や亜高山のやや湿り気のある草地に生え、茎の高さは1m以上
にもなり、茎の上部で枝が分かれ、散房花序(下の花の柄が長く、
上の花の柄が短く花が平らにならぶ)状に頭花をつける植物。山に
行く人ならおなじみの花です。



▼【データ】
【山名】
・【異名、由来】:檜洞(洞は沢の意)の奥にそびえているから檜洞
丸。北側の神ノ川方面では青ヶ岳または彦右衛門の頭と呼ぶ。神ノ
川はカモシカが多く、カモシカのことをアオといい、青ヶ岳はそこ
からきている。南側の中川方面では本棚裏と呼ぶ。
【所在地】
・神奈川県足柄上郡山北町と神奈川県相模原市(旧津久井郡津久井
町)の境。御殿場線山北駅の北13キロ。小田急新松田駅からバス・
西丹沢から歩いて3時間で檜洞丸。山頂最高ピークより北西に写真
測量による標高点(1151m)がある。地形図に山名と標高点の標高
・青ヶ岳山荘の記載あり。
【位置】
・【檜洞丸最高点ピーク】緯度経度:北緯35度28分44.02秒、東経1
39度6分9.85秒(国土地理院「電子国土ポータルWebシステム」か
ら検索)
・【標高点】緯度経度:北緯35度28分47.9秒、東経139度06分4.7
秒(国土地理院「電子国土ポータルWebシステム」から検索)
【地図】
・2万5千分の1地形図「中川(東京)」



▼【参考】
・『牧野新日本植物図鑑』牧野富太郎(北隆館)1974年(昭和49)
・「世界の植物・1」(朝日新聞社)1975年(昭和50)
・「植物の世界・1」(朝日新聞社)1996年(平成8)

 

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【とよだ 時】 山の画文著作
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